
2025トップインタビュー



「夢実現」へ一直線に歩む
—昨年度業績は前年度に引き続き高水準で推移されました。皆さまのご尽力により、当初目標としていた売上100億円に迫る勢いで、業績好調を持続できております。事業も建設業のみならず警備事業や広告事業、人材派遣業など幅広く手がけていますが、いずれも高い評価をいただき順調に成長しています。こうした多角的経営展開の理由は、近年の建設事業、特に土木事業が縮小傾向にあることに起因しています。大きく変わりゆく時代の流れを鑑みて、「今ここで」次世代のためにできることをする、という覚悟で臨んでいます。数年前からブランド力強化に取り組んできたことが実を結び、人材確保が難しい昨今にあっても、多くの大学生から高い人気を得ているほか、若手や女性がコア人材として成長していることが活性化につながっています。同時に経営人事の若返りも実現し、今後の新時代に対応できるさらに高い企業力の醸成に期待しています。
—地域貢献のための新しい取り組みが話題です。
ペーパーレスの徹底や現場管理用カメラの導入など、DXに積極的に取り組み、企業成長を目指して変化を続ける一方、変えてはいけない部分もあります。その筆頭が地域貢献であると位置付けています。
昨年、岡山初開催のeスポーツ企業対抗戦を主催したことを機に、eスポーツでの地域活性化に乗り出します。eスポーツには、多様な人材の活躍、高齢者の活性化なども期待でき、誰も取り残されない社会構造へ寄与できる可能性を秘めていると確信しています。日本ではまだマイナーですが、世界では数億円市場として注目されており、大規模な大会が世界各地で開催されています。今年、日本国内で開催された大会でも3万人を超える観衆を集めました。今後、岡山が世界のeスポーツの中心地となることができれば、大きな効果が期待できると考えています。
—たゆまぬ挑戦の原動力とは。
「夢」だと捉えています。人それぞれに違うかもしれませんが、企業のトップが夢を語り続けることは重要だと考えています。突拍子のないものであっても公にして口にし続けていれば、賛同してくれる方が自然と集まってきます。私自身が実感している人生訓でもあり、企業としても大切にしていきたい考えです。感謝を忘れず「夢実現」へ一直線に歩んでまいります。