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2026トップインタビュー




創業80周年 「こどもや」の原点追求
 —創業80周年を迎えられました。
 当社は1946年、奉還町(岡山市北区)のおもちゃ屋「こどもや」から始まりました。店名にあえて玩具店と付けず、「こどもや」としたところに創業者の強い想(おも)いが込められていると感じています。その想いは人々の暮らしに「喜び」と「楽しさ」を届けたいという願いへ広がり、「サンヨープレジャー」の社名にも受け継がれてきました。“プレジャー=喜び”の精神のもと、「遊びは最高の学び」という理念を大切に、子どもたちのために何をすべきかを考え、100周年に向け方向性を見極め、全社員でビジョンを共有していきます。
 —「おもちゃ王国」も30周年です。
 今月下旬には新設のジェットコースターがお目見えします。多彩な周年イベントを予定しているほか、各パビリオンも順次進化させていく予定です。また環境問題への取り組みの一つとして、当園で役目を終えたプラスチック製おもちゃのリサイクルを本格化。質の高い再生樹脂ペレットへと生まれ変わらせることで、資源循環に貢献したいと考えています。
 —2年前から運営されている「岡山市サウスヴィレッジ」も好調ですね。
 昨年入居したパンやカフェなどの飲食テナントが地元のお客さまを中心に好評で、来場者数は前年を大きく上回りました。今後はアグリゾーンを強化し、果物狩りや取れたての試食、果物、加工品の購入まで一度に楽しめる、「フルーツ王国岡山」を体感できる拠点を目指します。南高梅やイチジク畑を拡充しており、いずれイチジク狩りも楽しんでいただける予定です。最近はブドウ狩りなどにインバウンドのお客さまが増えていますが、今後はより広域からの集客に力を入れていきます。
 —今後の展望を。
 昨年、神戸親和大学と連携して「おもちゃ活用力開発コース」を設置しました。おもちゃによる子育てや教育的価値を学ぶ副専攻コースで、大手玩具メーカー社長らが講義を担当し、おもちゃ王国で研修も行っています。乳幼児期のおもちゃ遊びは心身の成長を促し、子どもの可能性を広げる重要な役割があります。今後も複数の大学との産学連携を通じて子どもの遊びをさらに追求し、おもちゃの価値を発信していくことが、おもちゃ王国、サンヨープレジャーにとって非常に重要なことだと考えています。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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