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2025トップインタビュー




基盤生かしお客さま支える
 —昨年9月、社長になられました。
 創業から33年にわたって共に歩んできた前社長の三鍋英治氏からバトンを受けました。長年、三鍋氏が唱えてきた「人が成長した分だけ会社は成長する」という考えをしっかりと継承していく所存です。人を軸とし、「整理・整頓・清掃・清潔・習慣化」の「5S+誠実さ」を徹底するとともに、従業員が「いい会社」「働きやすい環境」と実感できるよう、社内制度の整備もさらに進めていきます。
 —基盤の安定に注力されています。
 私たちのお客さまに多い通信販売の会社から見る基盤とは、物流とコールセンターです。この二つの基盤をしっかりと安定させることが、お客さまの事業の成長と強みにつながると考えています。当社はベネッセから生まれた会社なので、お客さまのための細かい個別対応を得意としています。その強みを基盤に十分生かし、お客さまの事業を支えることが私たちの使命だと思っています。
 —商品発送事業が伸びています。
 会社全体を成長させるには、伸び続けている商品発送事業をいかに支えていくかが重要です。この事業を物流面で伸ばすため、総社市に二つの物流センターを構え、整備を進めています。現在、お客さまの商品は健康食品と化粧品が中心ですが、他の物流企業と差別化するために社内に薬店を設け、薬剤師を常駐させることで可能となった医薬品の通販が好調に推移しています。今後は医療機器や個人向けの冷凍・冷蔵食品を視野に、パートナー企業との連携にも取り組む考えです。
 —新規事業開発室を組織しました。
 柱である商品発送事業が好調な間に新しいことを生み出し、事業として成立させたいと考えています。各事業部門から選抜した8人が兼任で担当しているのが新規事業開発室です。例えばIT技術を使ったBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業など、テクノロジーの進化の中に必ず何らかの勝機はあると思っています。
 —「ジップアリーナ岡山」(岡山県総合グラウンド体育館)の愛称は今年で10年目ですね。
 岡山の人々にとてもなじんでいると感じますし、協賛する「おかやまマラソン」のスタート地点としてジップの名が出るのは社員にとっても誇らしいことです。地域貢献は企業の存在意義の一つ。しっかりと利益を生み出し、地域のスポーツを支援していきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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