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2025トップインタビュー




医療と介護の両輪で地域支える
 —「デイサービスセンターみどりのじむ水島」のようなリハビリ特化型の「じむ」を増やされています。
 要支援、要介護認定を受けておられても、「しっかり運動して体力をつけたい」といった方にご利用いただいています。理学療法士や作業療法士らが一人一人に合った運動を支援します。地域のニーズをくみ上げる形で開設し、多くの方にご好評いただいています。元気な高齢者が増え、今後も元気でいるには、食べること(栄養)に加えてリハビリやトレーニングが必須。病院に通って薬をもらうという旧来の生活から、栄養をとって体を鍛えるというふうに健康に対する意識は変わっており、そのニーズに応えます。
 —水清会グループの「ひまわり祭」は人気の恒例イベントになりました。
 地域貢献の一つとして、夏に介護老人保健施設サンライフ倉敷を会場に花火を上げて多くの方に喜んでいただいています。コロナ禍を挟み昨年は4年ぶりの開催で千発を打ち上げ盛会でした。会場で初めて子ども食堂も開設し、小学生に冷やしうどん300食を無料提供したところ、大変な人気ぶりでした。今年は酷暑の時季を避け、10月に開催を計画中で、引き続き子ども食堂も行う予定です。
 —新施設開設などに合わせて「総合福祉フェア」を始められました。
 施設の内覧にとどまらず、健康や介護の相談を受けたり、福祉用具を体験したりできます。新たな試みとして、グループ外の法人にも出展を呼びかけ、より多くの情報を発信しています。これまでグループ内連携を図ってきましたが、これを機にグループ外連携を模索します。他の法人に無いものをわれわれが付加する一方、困難事例や緊急事案をこちらが引き受けるなどウィンウィンの関係を地域で築きたいと思っています。
 —外国の人材を採用されると伺いました。
 現在、介護福祉士の資格取得を目指し勉強中のネパール人留学生20人を来年4月に正式採用する計画です。同時に、くらしき総合福祉専門学校にも留学生が入学予定です。志が高く有能で大きな力になると期待しています。外国で働く不安を和らげ、やる気を醸成するため外国人材の幹部役職者をつくり、先輩が新たに来日する人の世話をし、家族を呼び寄せるなど楽しく働けるコミュニティーづくりをしたいと考えています。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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