2026トップインタビュー



ヒトとAIとその先へ
—学生との接点が増え、交流が進んでいると伺いました。昨年、岡山県内の大学生が主役となるラジオ番組「FLAG VOICE」をスタートしました。学生自らが企画・運営を担い、私たちはそのプラットフォームを提供しています。4月からは内容を刷新し、若手従業員との対話を通じて、職場の雰囲気や働く「リアル」を体感できる新企画を始動します。アイデアを形にする経験は、自身の成長や将来を考えるきっかけとなり、その自由な発想は私たちにも刺激となっています。さらに学生と共に地域課題の解決に取り組むなど、実践的な交流を広げています。未来を担う方々との対話は、組織に新たな風を吹き込み、地域社会を活性化させる大きな力になると信じています。
—管理部門の在り方が変化しているようですね。
私たちは、管理機能を「TOCH HOLDINGS」に集約し、グループ各社の連携強化に挑戦しています。例えばシステム部門では、異なる企業文化やスキルを持つ人財が知識を共有し、単独企業では実現できなかったシステムの共同開発や、ソリューション提供に取り組んでいます。また、生成AIの活用にも積極的に踏み出しており、メールの添削や資料作成に加え、採用データや稟議(りんぎ)書整理の自動化など、業務の在り方を変える取り組みを進めています。単なる効率化ではなく、現場に深く入り込み、多くの従業員が変化を実感できる仕組みへと進化させたいと考えています。これからも挑戦を支え、グループの変革を後押しするバックオフィスを追求してまいります。
—今後の展開を教えてください。
2030年までに「グループ売り上げ1千億円」の達成を掲げています。この実現に向け、従来の事業エリアにとらわれず、国内外へステージを拡げていく方針です。チャンスがあれば、M&Aによる領域拡大も視野に入れていますが、基盤を支えるのはグループ各社の着実な成長にほかなりません。その原動力は「人財」。労働人口の減少を見据え、採用を強化するとともに、誰もが安心して挑戦し、やりがいを実感できる環境づくりを加速させます。一人一人が主役となり、高みを目指す。そして事業を通して多くのステークホルダーの皆さまとの信頼を深め、その先に広がる豊かな未来を共に分かち合い、社会から必要とされる企業グループを目指してまいります。




山陽新聞社