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2026トップインタビュー




スケールメリットで指導員確保
 —岡山県内はもとより、全国各地で自動車学校を展開されています。
 地域に根差した運営を進めており、今年は移転により自動車学校がなくなっていた総社市での“復活”に加え、県内にある他社の教習所の引き継ぎも予定しています。他にも県外での開校を計画中です。少子化による入校者減少がクローズアップされがちですが、それ以上に深刻なのは指導者不足。人材を確保し、業界で生き残るためには、指導員20〜30人規模の自動車学校を複数持ち、スケールメリットを生かすことが合理的です。SDSグループでは、教習生が持つバッグや指導員が着るベストにブランド品を使用していますが、これが実現できるのもスケールメリットあってこそ。若者が「通いたい」と感じ、指導者が「教えたい」と思える自動車学校であり続けます。
 —外国人ドライバーが増加。
 25年ほど前から外国籍の教習生を受け入れてきました。当初は中国、韓国人の留学生が中心でしたが、現在はベトナム人が多数を占めています。昨年はグループ全体で約5千人の外国人が入校。教習生の9割を外国人が占める学校もあり、お国言葉ごとに集まって学科のポイントを教え合う光景が見られます。外国で取得した運転免許を日本で使えるようにする「外免切り替え」の“講習”に力を入れる同業者が多いですが、公安委員会の指定を受けている自動車学校である以上、日本人に対するものと同じ“教習”をすることが責務だと考えます。在留資格「特定技能」の対象に自動車運送業が加わっており、外国人プロドライバーが仕事や職場で困ることのないよう、丁寧な指導を心がけます。
 —無事故社会の実現に向け、地域での交通安全啓発にも熱心です。
 珍しいと好評なのは、自動車の横転や転覆を体験できる「ロールオーバーシミュレーター」です。車体を90度や180度に回転させ、搭乗者は横向きや逆さまの体勢でシートベルトを外し、フロントガラスから脱出します。大学の学園祭、サーキットでのイベントなど、さまざまな催しで披露しています。「転覆するとシートベルトに荷重がかかり、バックルから外れにくくなる」という現象をこの体験で初めて知る人も多いようです。他にも、トラックの内輪差が体感できる講習会などを実施。「地域の交通安全センター」として、住民のニーズに応じた啓発活動をこれからも続けます。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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