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2021トップインタビュー




「木材のプロ」70周年 決意新た
 —昨年、創業70周年を迎えました。
 当社は創業者が復員後の1950(昭和25)年に岡山市田町で創業し、木材総合企業として歩んできました。国内の原木集荷から始まり、山林経営や製材業、海外からの原木・製材輸入と時代とともに業容を変え、現在は木材にあらかじめ加工を施すプレカット、国産材平行合板(LVL)事業などを手掛けています。70周年を機に「木材のプロとして、確かな技術と確かな品質をもって、豊かな社会の建設に寄与する。」との経営理念を策定。技術と品質に対して妥協なく、誠実に取り組む決意を新たにしました。
 —岡山県のほか、千葉県と宮崎県に生産拠点を置いています。
 千葉支店は首都圏の巨大マーケットをカバーしており、約20年前にいち早く大規模建築にも対応できる特殊加工機を導入しました。都市部では狭い土地に住宅を建てるケースもあり、プレカットの方法もさまざま。お客さまの要望にお応えすることで技術を磨いてきました。日本有数の木材産地・宮崎では集荷に力を入れ、社有林も保有しています。ここでは製材に不適格な曲がり材などもLVLに加工し間柱、野縁(天井裏の骨組み)などに活用。建物が完成すれば隠れてしまう部分ですが「見えない材料ほど確かなものを」という信念で品質にこだわっています。
 —住宅だけでなく木造の大規模建築も増えていますね。
 木造は耐久性がないと思われがちですが、法隆寺(奈良県)のように千年以上経ても健在な建築もあります。大切なのは構造計算。素材加工の技術も進歩し、鉄やコンクリートとのコスト差も縮まっています。当社でも公共施設建築に使う10メートル超の構造体を岡山県産材で加工し供給した実績があります。少子化の影響で将来的な一戸建て住宅の需要減は避けられず、それを補うのが大規模建築。岡山県内の施工事例はまだ少ないですが、現場で骨組みを施工する「建方サービス」なども導入し普及に努めます。木材は温かみがあり体に優しい素材。高品質な県産ヒノキやスギを取り入れた保育園、高齢者施設なども手掛けたいと思っています。
 —今後の展望をお聞かせください。
 若手社員に成功体験を増やしてもらえるようサポートを続けたい。建物が完成する達成感や喜びは仕事へのプライドにつながります。年間売り上げはここ数年90億円台で推移しており、100億円突破が目標です。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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