2026トップインタビュー



継続と進化 地域社会に貢献
—昨年の振り返りを。広島国税局管内の納税貯蓄組合を統括する団体である「中国納税貯蓄組合連合会(中納連)」の会長職に奔走しました。副会長から会長へと立場が変わり、中国5県にわたる会員の皆さまと意見を交わしながら、組織の若返りや業務の見直しを進めてきました。税務署体制のスリム化など外部環境の変化も相まって、足並みをそろえながら全会で一歩ずつ取り組んでいるところです。今後、若手が中心となって動ける組織体制の足固めこそが、次世代への一番の贈り物だと捉えています。
—地域活動への思いは。
地域の組織でさまざまな役割を担う中で実感するのは、上に立つほど常に「1年生の気持ち」を忘れてはいけないということです。カリスマ型のリーダー像が主流だった時代から変容し、今は周囲の意見を真摯(しんし)に受け止め、チーム全員で前へ進む姿勢こそが大切だと感じています。税務の普及や納税思想の向上に貢献したとして表彰される「財務大臣表彰」を昨年10月に頂いたことで、地域への貢献をさらに深めていこうという思いが一層強くなりました。地元に根差した企業だからこそできる形で、これからも多方面から関わり続けていきたいと考えています。
—事業も順調に推移しています。
メインである送電線事業と通信インフラ整備事業では、新設のニーズとともに既存設備のメンテナンスや改良工事が増えています。また、仕様更新に対応した現場工事も年々複雑化しており、現場対応力が必須となっている今、全体を見通せる人材が何より必要です。困難な状況で若手社員が着実に力をつけてくれており、協力会社と力を合わせて安全と品質を両立させています。ドローンをはじめとしたICT活用も少しずつ広がり、現場の負担軽減につながっています。
—今後の展望をお聞かせください。
柔軟な就業環境や福利厚生の充実など、誰もが働きやすいと感じられる環境づくりに取り組んでいます。建設業は前時代的慣習が長らく続いてきましたが、共働きが当たり前の時代に、会社も変わっていかなければと感じています。また、建設業のイメージアップのために、建設業の魅力を直接伝える機会も設けています。大きく変えるよりも、今まで積み上げてきたことを継続しながら、時代の空気を読み少しずつ前へ進んでいくやり方で、今後も地域社会に貢献してまいります。




山陽新聞社