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2026トップインタビュー




新施設誕生 教育とスポーツ融合
 —今年、新施設が誕生しました。
 柔道の創始者・嘉納治五郎先生の精神を継承する「嘉納治五郎記念スポーツイノベーションセンター」を環太平洋大学岡山駅前グローバルキャンパスに開設しました。本学が掲げてきた、「教育とスポーツの融合」とスポーツによる人格の育成はその思想に通じることから、嘉納が示した「精力善用・自他共栄」「順道制勝」を基盤に、競技力向上にとどまらない人間形成と社会貢献といった新しい価値創造を目指します。スポーツ道の研究をはじめ、嘉納思想と教育・スポーツに関する講義や「嘉納治五郎DAY」の開催、IPUニュージーランドや国内外大学との共同研究などを展開予定です。
 —スポーツが多様化しています。
 アダプテッドスポーツ、インクルーシブスポーツといった、障がいや年齢、性別、文化的背景にかかわらず誰一人取り残さない体育の在り方について積極的に考え普及することで、社会貢献に取り組みます。また、する人、支える人、広げる人、見る人の四つの側面から捉えた研究を進めています。特に「見る」には複数の意味があり、「観」客が応援の声を上げることでアスリートに力を与え、競技者の動きを注「視」しアナライズにつなげるなど、「見る」ことの多様性はスポーツへの向き合い方の多様性ともいえます。生徒たちにはさまざまな視点からスポーツ研究に取り組んでもらい、競技者に限らない将来の可能性を提案したいと考えています。
 —新たな進路の創出にも力を入れられています。
 大学院「スポーツ科学研究科」を開設して1年。モーションキャプチャーシステムやセンサーを用いての動作解析、データ収集と分析といった科学・実践応用領域からの研究と、スポーツの文化的意味や人間の育成に関わる文化・教育領域からの研究の両面で学びを深め、高度なスポーツ科学を探求するカリキュラムは、大学スポーツ協会から多部門で表彰していただきました。また、経済経営学部・現代経営学科に通信教育課程を新設。さらに西日本初となる教育学部教育学科通信教育課程における中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)をスタートしました。「折れない、やめないIPU」をモットーに、フルオンラインでありながら、通学生と変わらぬ細やかな学習支援で学生のそばに寄り添い、夢の実現をしっかりとサポートします。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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