プレミアム倶楽部

2025トップインタビュー




ガスを使い快適な生活を
 —LPガス業界の課題は。
 法改正で過大な営業行為が規制されることになりました。今まではプロパンガスを契約してもらう見返りにエアコンやガスコンロといった住宅設備を無償で設置する業者がいましたが、禁止されました。サービスが正常化する一方、価格競争も予想されます。一軒ずつトラックで配送していく作業だから人材確保も大切ですし、仕入れや資材も値上がりしています。適正な利益の確保が求められます。
 —御社は「脱! ガス屋宣言!」を掲げておられますね。
 ガス自体はどの業者と契約しても同じ。ガスを使って快適な生活を送ってもらえるかどうかです。わが社はパナソニックの代理店で、発売当初からIHクッキングヒーターやエコキュートといった電化商品も扱います。ガスか電気か、選ぶのはお客さまです。きちんと両方の選択肢を出して説明するのが私たちの役割であり、どちらを選択されても一生当社のお客さまです。
 —カーボンニュートラルLPガスの取り扱いをスタートしました。
 ガスの成分は全く変わらないので現在の機器はそのまま使えます。植林活動や省エネ設備導入などで削減できた二酸化炭素量のクレジット(排出権)をガスとセットにして販売します。料金に上乗せされますが、環境に優しいガスを使っていることをPRするお客さまもおられます。当社では全社で使用するLPガスをすべてCNLPGに切り替えたことで年間45トンのCO2の輩出を実質ゼロにすることができました。
 —経産省が推進する健康経営優良法人「ブライト500」に3年連続で認定されました。
 会社として社員の健康の維持と向上に寄り添うことが必要です。オプション検査やインフルエンザ予防接種の全額補助をはじめ毎年テーマを変えて新しい取り組みを実施しています。昨年はおかやまマラソンや「晴れの国おかやま24時間100キロ歩行」にも多くの社員が参加しました。
 —エネルギーインフラを支える企業として、災害に対する取り組みは。
 災害は忘れたころにやってきます。昨年岡山県内の私立大学に大型のLPガス発電機を納入しました。地震があっても自立して電気の供給ができます。こども園などにも小型のLPガス発電機を寄贈して、一緒に防災訓練を実施しています。LPガスは防災対策に最適です。




クリックで企業、教育機関のウェブサイトを開きます
企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ