
2025トップインタビュー



イノベーション創出し地域貢献
—最近、「やってみよう。」とフレーズの入ったポスターをよく目にします。昨年「やってみよう。」をテーマに、動画広告を作成しました。私共はちゅうぎんフィナンシャルグループを設立して以降、「地域・お客様・従業員と分かち合える豊かな未来を共創する」を経営理念とし、「この挑戦が、未来となる。」をスローガンに取り組んでいます。このスローガンのもと、「やってみよう。」という心持ちで向き合う姿勢を皆さまに感じとっていただければと思っています。またこの広告は、当社の創業支援プロジェクトの一環である岡山イノベーションコンテストでファイナリストとなった方に企画・提案いただき制作したものです。若い力を応援し、夢の実現の一助として関われたことにもうれしく思っております。
—銀行の業務軸が拡大していく中、お客さまとの関わりについては。
技術革新が目覚ましい今、環境の変化に適応していくためにはイノベーションを創出し、実践していくことが不可欠と考えています。昨年5月に「ちゅうぎんDX戦略」を策定し、自らがDX企業となりお客さまのDXを進め、豊かな未来の共創につなげていくことを目指してさまざまな取り組みを行っています。例えば、住宅ローンのお申し込みにおいてデジタル化を進め、手続きを大幅に簡素化できました。また従来窓口でお受けしていた手続きは、スマホアプリのご利用でいつでも手軽にお取引いただけるよう環境の整備を図っております。こうした改善により、社内の業務効率化だけではなく、お客さまにとっても大きく利便性が向上しています。その一方、窓口や訪問先といった対面の場で、しっかりとご相談ごとに向き合うことに注力していきます。利便性ばかりに目を向けるのではなく、「人」でなければ作り出せない「心のつながり」に重きを置くことこそが、デジタル化が進む時代において特に大切にしたい取り組みであり、地域への貢献であると考えています。
—今後の抱負は。
金利ある世界となった今、地域経済へのさまざまな影響が想定されます。私共は持ち株会社化により銀行業務の垣根を越えたサービスの提供が可能となり、お客さまが抱える課題解決に向けて多方面からのご提案が行えるようになりました。今後は業務ばかりでなく発想の幅も広げていくことで、お客さまの実情に寄り添った取り組みを展開してまいります。