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2025トップインタビュー




「顧客第一主義」で業績堅調
 —建設業界の現況はどのようになっていますか。
 ここ数年、堅調な業績を保てていますが、仕事量の増加に対して技術者の数が追いつかないような状況です。昨年4月からの時間外労働に関する規制強化による人手不足や円安などによる資材高騰、従業員の働き方改革と、課題は多々あります。一方で、世の中は大きく変わり、事件も絶えません。そういう今だからこそ、正直な経営をしていくことが最も大切です。
 —「顧客第一主義」をモットーとされています。
 官公庁の建物やマンション、福祉施設、病院、商業施設、一般住宅など幅広く手がけている私たちの仕事は、数ある発注先から選んでいただくことで成り立っています。だからこそ、モットーとしているのは「顧客第一主義」。使う材料の選択から施工、管理まで万全を期していいものを造り、お客さまに喜んでいただくことで「お客さま利益」を追求しています。そうして人間関係をつくり、信用を得ることが、会社の存続に大きく影響してくると思っています。
 —人材の採用や育成に力を入れられています。
 10年先の体制を考えると、新卒採用だけでなく中途採用も行い、若者を確保しなくてはなりません。昔と今では考え方に変化があるので、私たちが勉強しないといけない部分もありますが、若者に当社の理念をきちんと理解してもらうことが重要です。そして、日々の仕事のなかで小さなことでもいいから達成感を感じられるような教育と、それができる環境づくりにも取り組んでいます。達成感を感じた後、自分自身で考え、次へと挑戦する人材に育つことを期待しています。
 —100年企業に向けての取り組みについてお聞かせください。
 100年企業を目指すには、会社の根幹となる人材がとても大切です。当社の社員に多い50歳前後の団塊ジュニア世代がこれまで以上に活躍できる組織にするとともに、若い世代の成長も促していきます。ITを活用した業務効率化や新入社員の待遇改善などさまざまなことに取り組みながら、互いが尊重し合い、自由に発言できる職場づくりを目指します。何より「顧客第一主義」の下、お客さまに対する謙虚さと感謝を忘れることなく、地域と密着し、地域とともに歩んでいける会社となるよう励んでまいります。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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