プレミアム倶楽部

2021トップインタビュー




新製品の早期事業化へ新工場
 —研究開発型工場の稼働で、事業化のスピードアップが図られます。
 DOWA岡山グループの代表会社である当社では、電子材料・機能性材料を製造しています。例えば、世界シェアのほぼ100%を占める磁気記録テープ用のメタル粉、電子機器類に必須の積層セラミックスコンデンサー用銅粉、国内シェア50%の胃レントゲン撮影用の硫酸バリウム粉など、さまざまな素材を製造し、見えないところで人々の暮らしを支えているのです。
 従来はそうした素材に関わる全ての研究を、DOWA最大規模のDOWAエレクトロニクス(株)機能材料研究所(岡山市)で行っていました。しかし激しい競争下、新素材開発や改良開発のスピードが一層求められていることから、昨年度、組織を変更。具体的には、新工場を稼働させた同研究所では、5G(第5世代移動通信システム)用のナノサイズ金属粉や車の自動運転に不可欠な電波吸収材など、将来的な新商品開発に専従。一方で燃料電池用材料など近く事業化されるものや、磁気記録材料など既に事業化された素材については、同研究所から当社内に設置した技術開発部に移管しました。これにより、時代のニーズに応じた最先端機能材をよりスピーディーに量産化していく体制が整いました。
 —新型コロナウイルスの影響は。
 昨年2月頃はかなり影響を受けたものの、主力製品の一つであるスマートフォン関連材料は夏頃、もう一つの自動車関連材料は秋口に、それぞれの工場稼働率がコロナ禍前の水準に戻りました。感染拡大防止対策は管理部が中心となって、社内のみならず同じ敷地内にあるグループ数社にも徹底しています。ただ残念ながら地域貢献事業の一つとして長年開催している「児島湖花回廊さくらまつり」は、昨年より2年連続で中止しました。
 —この4月、グループのバイオディーゼル岡山(株)の食品リサイクル創エネルギー工場(岡山市南区築港栄町)が本格稼働します。
 岡山市内から集めた事業系食品廃棄物を発酵させて生成するメタンガスをエネルギー源に発電を行います。年間1万6千トンの廃棄物を受け入れ、約1600世帯分の年間電力使用量を発電することで、年間4800トン相当の温室効果ガス削減も図ります。中国地方5県では初の商業的な大規模施設の稼働で、岡山市の食品リサイクル率向上に貢献できると考えています。




クリックで企業、教育機関のウェブサイトを開きます
企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ