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「ハピーズ西大寺モール」開店
—人件費上昇への対応策は。これまでは、従業員一人当たりの1時間の売り上げを示す人時売上高に重きを置いていました。しかし、この指標だけでは測れないほど、人件費上昇の影響は強くなってきました。例えば給与の時間給換算がアルバイトの5倍ある店長が同じ仕事を5倍の速さでできるわけではありません。作業そのものに達成感が見える人も一定数いますが、店舗の管理や運営、人員のマネジメントなど、店舗の成果に影響が大きい部分にコストを投入していかなければならないと考えています。
—天満屋ハピーズ西大寺モールがオープンしました。
3月5日にモールの核として先行オープンさせた天満屋ハピーズ西大寺店では、これまで以上に地産野菜や岡山県産肉、地魚といった地元商品に力を入れるとともに、即食性や簡便性といったニーズに応じる冷凍食品や冷凍商材を増やしました。秋までに順次オープンする飲食や物販など約20店舗のテナントは、若年層からご高齢の方まで幅広く楽しんでいただける店をセレクトしています。旧店舗は天満屋発祥の地・西大寺のランドマークとして長年親しまれ、オープンを心待ちにしているという声も多く耳にします。その期待に応えていきたいと思っています。
—物流問題への取り組み状況は。
いわゆる「物流の2024年問題」はこれからも続く課題です。しかし、物流単価を商品価格に乗せて消費者の方々に負担させるという負のスパイラルは避けなければなりません。すでに取り組んでいるトラックの積載効率の改善や物流センターから各店への配送回数削減などに引き続き注力することで、お客さまに喜んでいただける価格で商品を提供していく所存です。
—省力化・省人化・効率化に注力されています。
セルフレジや、AI予測による自動発注は導入済みで、効率化に向けた冷蔵帯と生鮮食品を統合するセンターは28年に稼働予定です。特売商品のメンテナンスや価格の変更に伴うプライスカードの入れ替えは、従業員にとっては大きな負担なので、価格の更新が簡単なデジタル表示の電子棚札の導入を3年計画で考えています。働き方の改善とともにベアを引き続き実施し、エンゲージメントを向上させていく考えです。




山陽新聞社