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新社屋を核に表町から全国へ
—新社屋が今秋竣工(しゅんこう)予定です。10月の完成を目指して岡山市北区表町に新社屋を建設中です。核となるのは、1階にオープンする中国地方初の「パテック フィリップ ブティック」。天井高約6メートルのラグジュアリーな店舗空間が実現。2階にはイベントスペースを設け、外部で行っていた展示会を内製化し、全社会議も行えるようになる計画です。オフィス機能は3、4階に集約。事務系のバックオフィスを充実させ、快適で働きやすい環境づくりに努めます。福利厚生の一環として屋上に社員同士が懇親を深められるスペースも設置。従業員満足度を高めるとともに、全国から来店客が訪れるランドマークになるよう準備を進めてまいります。
—積極的な県外出店やM&Aで営業を強化されています。
トミヤのブランド力を国内で高め、県外での拠点展開を進めるために、2023年に銀座店を出店しました。銀座に店があるというバリュー効果は高く、オールトミヤの関東におけるアンテナショップとしての役割も果たしています。24年には、「漆黒の宝石」として知られるジュエリー「ヴィクトリアンジェット」を扱うアクトイーストを買収。ファッションジュエリーとしての商品開発に本腰を入れます。また、昨年福岡に「ブライトリング」の販売店を新規出店、広島の「タグ・ホイヤー」の店舗を金座街へ移転しました。地元岡山、広島、福岡の西日本3拠点で、今後はよりラグジュアリー層に特化した商品の開発・販売を強化していきたい。
—社員育成に注力されています。
時計・宝飾品はアイテム数が多く、高い接客技術や知識が求められます。毎朝30分間、専門分野ごとに当社の社員や外部講師による研修を行っています。また、営業支援ツールを取り入れて営業面をサポート。ハード面では新社屋のDX化を進めるほか、休憩室などのスペースも充実。若手社員が気持ちよく、効率的に働ける環境づくりに取り組んでいるところです。
—6年後は100周年。展望を。
数年間かけた先行投資が落ち着き、全力疾走してきた「攻」の成果が表れつつあります。今秋、新社屋とブランドブティックが稼働するのを機に、表町をもっと盛り上げ、地域に貢献したい。創業時からの、「時計や宝飾品を通じて、お客さまの人生の時間と日常を豊かに」との使命感を持って、トミヤ100周年に向けて歩を進めたい。




山陽新聞社