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2026トップインタビュー




現場力磨き総合的な解決策を
 —玉島の新倉庫建設の狙いは。
 倉敷で70年超の歴史を重ね、地域で培ってきた現場力を武器に総合物流サービスを展開してまいりました。9月には玉島ハーバーアイランドに危険物倉庫が完成予定で、水島コンビナート周辺の化学品企業の皆さまに、より至便なサービス提供が可能になります。岡山県内では危険物倉庫が少なく、お客さまには遠方まで運んでいただくご不便をおかけしておりましたが、地域ニーズにお応えできる形です。
 —新ビジョンに込めた思いは。
 今年度は「グローカル・トータル・ハートフル」という新しいビジョンを掲げました。地域に根差した現場力で上流から下流まで幅広いニーズにお応えし、真心を込めた総合的な解決策を提供していきます。また、長年使用してきた社名ロゴマークを、次世代の意見を取り入れた新デザインに刷新いたしました。新ロゴマークの三つの波は、私たちの社是である「和」「誠実」、そして経営の根幹となる「良心」を表現しています。私たちの強みは、お客さまの困り事に真摯(しんし)にお応えするヒューマンスキルです。効率化が急速に進む現代において、逆に大きな競争力になっていることを実感しています。
 —人材育成にも熱心です。
 現場の安全衛生管理により多くの時間を割けるよう、AIなどの新技術を積極的に活用して作業の効率化を進めてまいります。そして、新規採用と次世代につなげる人材育成の両方に力を入れ、景気の波に左右されない安定経営基盤を築くため、新たな事業分野にも積極的に挑戦していく所存です。世の中で「できない」ことが増えている状況を、私たちはビジネスチャンスと捉え、自社の対応力を価値に変えてまいります。
 —地域への思いを。
 倉敷が次世代にとって「住み続けたい」と思える魅力的な地域であり続けるよう、地域貢献にも力を注いでいます。公的な立場から地域の商工業者の声を発信し協力していくことも大切です。倉敷商工会議所副会頭として、誰も取り残さない地域社会の実現を目指し、企業と支援先をつなぐ重要な役割を果たしていきたいと考えています。
 当社の事業の歩みは決して平たんではありませんでしたが、お客さまや地域の皆さまに支えられながら成長してまいりました。これからも現場力を磨き続け、地域とともに未来を切り拓(ひら)いていく覚悟です。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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