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2026トップインタビュー




職場環境改善しサービス向上
 —2025年はいかがでしたか。
 全体的に良好でした。新車販売は、台数こそ微減だったものの利益率は向上しています。一方、中古車は仕入れを強化して品質の良い車両をそろえたことが、増益につながっています。働く環境の改善や業務の見直しなどを一つ一つ積み上げてきたことで向上しているサービスで、新車販売台数微減を補うことができました。今や、保険や金融商品も含めたバリューチェーン商品が欠かせません。継続して、収益を下支えできる構造を整えていく考えです。
 —EVの普及についてどうお考えですか。
 EVは加速性能に優れ、脱炭素に向けても素晴らしい乗り物です。しかし、3、4年前に予測されていたほど保有台数は増えていません。充電インフラの不足や電力供給という課題がある限り、普及はそれほど進まないのではないかと思っています。そんな中、電気自動車(BEV)やハイブリッド車(HEV)、水素燃料電池車(FCEV)など、多様なパワートレインを市場や地域の実情に合わせて提供するというトヨタ自動車の「マルチパスウェイ」に注目しています。
 —働きやすい職場づくりに注力されています。
 これまで働き方改革に向け、営業時間の短縮や、残業をみなし制度から完全な時間算定に変えるなどの見直しを行ってまいりました。また、猛暑や寒さの影響を受けやすいエンジニアが気持ちよく働けるよう、約半数の店舗を全館空調にするなど環境整備にも力を入れています。そのかいあって、全国にあるトヨタの販売店を対象に実施されている職場環境アンケートで、全国平均を上回りました。その結果や寄せられたコメントを精査し、できることから応じていきたいと考えています。
 —2026年度の抱負、今後の展望などお聞かせください。
 11月に備前店を移転リニューアルオープンする予定です。敷地面積も間口も広くなるのでお客さまは利用しやすくなりますし、全館空調でエンジニアも働きやすくなります。そうした職場環境の整備を含む改善は、ひとつ解決すると次なる課題が現れ、終わりがありません。それでも真摯(しんし)に向き合い、一つ一つ解決していくことで、必ず結果は出ると考えています。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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