2026トップインタビュー



社員の力高め最適な商品提案
—働き方改革とDX推進の進捗(しんちょく)は。「みんなでいい会社にしよう」を合言葉に、ES(従業員満足度)から顧客満足度、そして業績と、向上へとつながるサイクルを実直に回し続けることが当社の使命と捉え、長年にわたり取り組んでいます。その一環として営業時間を30分短縮しました。限られた時間で成果を出すにはデジタル活用が不可欠と考え、AI導入などDX投資を進めています。AIが過去データを学習し、見積もりや書類作成を自動化するシステムの導入を進めているところです。業務効率化において当初は「難しいのでは」との声もありましたが、現場からさまざまな独自の工夫が生まれ、労働時間の短縮が進んでいます。会社の意向と現場の主体的な改善努力が融合した結果です。その他、業務量の波を平準化する取り組みも、部門間のコミュニケーションを通じて着実に進んでいます。
—人材育成への取り組みは。
当社最大の財産は「人」です。自ら考え自ら行動する社員が活躍できるよう、ここ数年で外部研修をはじめとする人材育成への投資を大幅に強化しました。一人当たりの教育費は全国に比較しても高水準と言えますが、業績向上という明確な手応えにつながっており、今後も継続予定です。今年度からは現場要望に応え、ショールームスタッフ向けの店内装飾に関する研修も新たに開始予定です。社員同士が切磋(せっさ)琢(たく)磨(ま)しながら高め合う「共育」の風土を大切にし、一人一人が働く喜びと誇りを持ってお客さまと接する会社でありたいと考えています。また、新卒採用は依然厳しい状況ですが、当社ならではの取り組みを丁寧に伝えることで、共感を得られるケースも増えています。
—提案型営業の重要性とは。
顧客データを属人的な知識に頼らず全社で共有、活用しながらお客さま一人一人に最適な提案ができる体制を目指しています。手書きアンケートなど地道な方法でお客さまの生の声を収集し、改善につなげるサイクルを確立。厳しい意見も真摯(しんし)に受け止めることで、新たな満足が生まれる好循環が形成されています。新車供給が不安定な状況だからこそ、単に物を売るのではなくライフスタイルに寄り添って、代替案やサービス商品を丁寧に提案します。こうした努力が選択肢を広げ、満足度を高める原動力になると確信しています。今後も社員とお客さまの笑顔があふれる企業を目指してまいります。




山陽新聞社