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2025トップインタビュー




独自のITサービスを全国へ
 —事業内容を教えてください。
 当社は1982年、倉敷市水島で5人のエンジニアが設立。以来、大手企業の受託システム開発を主軸に、自社独自の製品・サービスの開発に取り組んできました。IT黎明(れいめい)期の設立当初から「新たな価値を世の中に届けたい」という思いで挑戦を続け、現在はさまざまなスマートフォン向けアプリを提供しています。特に「ひとの体験」を豊かにするサービスに注力し、倉敷をアイデンティティーに、観光やスタンプラリーアプリなども手がけてきました。今後もお客さまに感動いただけるコンテンツを倉敷から全国へ、世界へ提供していきたいと考えています。
 —御社の音声ガイドアプリは全国の施設で採用されています。
 2016年に、美術館や博物館、工場見学などに活用していただける音声ガイドアプリ「ミューズナビ」を開発しました。来場者が自身のスマホにアプリをダウンロードすると、展示物の解説を音声で聞くことができ、多言語にも対応できるサービスです。音声ガイド機に比べて運用負担が削減でき、多機能であることが評価され、日清食品やオタフクソースのミュージアム、大手企業の工場見学など、全国の施設で導入していただいています。
 —地域企業向けにDXアドバイザー事業を始められたそうですね。
 DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が求められていますが、地方の中小企業では資金やデジタル人材不足などもあり、導入が進んでいないのが現状です。そこで昨年から中小規模事業者のDXを支援するサービス「P—Grow(ピグロ)」をスタートしました。ITデジタルに関するあらゆるお悩みに応え、業務効率化をはじめ、売り上げ拡大や生産性向上、AI(人工知能)の利活用といったレベルまで伴走支援していきます。
 —今年の展望を。
 岡山県内外の大学と産学連携し、最新テクノロジーの社会実装に向けたプロジェクトを推進しています。今後はさらに大学と連携を深め、岡山にいながらITエンジニアとしてのキャリアを磨くことができる当社を学生に知ってもらい、少しでも若者に魅力ある地域企業でありたいと思っています。今年のテーマは「共創」です。全国の同業他社や異業種と協力し、双方の強みを掛け合わせる共創関係を増やし、新しい価値を創出してまいります。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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