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2021トップインタビュー




輸出拡大も視野に事業を展開
 —新型コロナウイルスの影響はいかがですか。
 国内では自動車メーカーの生産調整などにより鉄の需要が減りました。製鋼原料を供給する当社には厳しい年でしたが、輸出に活路を見いだすことができました。アジアの新興の国々は、橋や道路など社会インフラの整備にまだまだ鉄を必要としています。国内で鉄の需要が落ちた分、バングラデシュやベトナム、マレーシアといった国への輸出が増え、昨年の当社の輸出量は過去最高となりました。人口減少で製造業の縮小が予想される日本の近未来を疑似体験できたという意味でも、貴重な1年でした。
 —これまで日本や欧米の廃棄物を資源として受け入れてきた中国が今年1月から原則輸入を停止しました。
 鉄に関していえば、ごく最近、方針を変更し、受け入れを表明しています。あれだけの大国が買い手として手を挙げたわけですから、世界的にみれば鉄の奪い合いが起き価格も上昇する見込みです。当社の基本は国内産業優先ですが、海外に目を向けた事業の拡大も視野に入れています。
 —強化する事業や新たな設備導入の計画はありますか。
 今一番伸びているのがグループ会社のヒラキンテックです。当社には金属をはじめさまざまな素材を再資源化するノウハウがあります。他のリサイクル業者に最新最適な方法をアドバイスしたり設備導入のお手伝いをしたりしています。隠すことなく“一緒にやろうよ”という感覚です。また御津の工場には、ラジエーターの材料である銅とアルミニウムを分離する機械を導入します。銅とアルミを分離することで、より高品質な再生原料が供給可能になります。地デジ移行から10年となり買い換え時期を迎える薄型テレビについても、分解ラインの増設を予定しています。
 —小型家電や古紙など家庭の不要品を回収する「えこ便」は第1号出店から5年を経過しました。
 現在、岡山県4、鳥取県1の5カ所にあり、会員は10万8千人を超えました。この4月から会員証をアプリ化し、スマートフォンでより手軽にご利用いただけるようになります。
 岡山が快適で魅力ある地域になるよう、他業種の方々も知恵を絞っておられます。当社もリサイクルの分野で郷里の皆さまに喜んでいただくことを念頭に事業展開してまいります。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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