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2025トップインタビュー




CE時代に向け準備万端
 —リサイクル業界の動向は。
 産業界では、メーカーが再生原料を使用したものづくりをしていこうという時代に入り、サーキュラーエコノミー(循環経済)へシフトする動きがより加速しています。昨年はサーキュラーエコノミー時代に万全の体制で備える「準備の一年」となりました。総合リサイクル企業として、サーキュラーエコノミーのパートナーとしてご指名していただける企業になるため、さまざまな取り組みを行っています。
 —2月の「サーキュラーエコノミーEXPO」に出展されました。
 東京ビッグサイトでの大きなチャレンジで、3日間で千人を超えるお客さまにご来場いただきました。早速打ち合わせや工場見学などの反応もいただいており、作り手側がサーキュラーエコノミーに本腰を入れていることを実感しています。今までの準備が実った最高の展示会になったと思います。
 —えこ便が10周年を迎えました。
 リサイクルステーション「えこ便」は、皆さまにご愛顧いただいて会員数14万7千世帯に達しました。10周年を記念し、CMを4バージョン制作しました。「日常生活の中にあるえこ便」をテーマにしており、実際に当社の社員が出演しています。とても大きな反響をいただいています。無人の古紙回収ステーション「eポスト」は、当社のシステム課が開発した管理用の自社製ソフトを、回収用コンテナや専用端末などとセットで販売しています。本来ならライバル同士である県内同業他社にも導入いただいており、良いサービスをお互いが利用する「未来型」の協働と言えるでしょう。
 —本年度の取り組みや展望を。
 近年需要が高まっているプラスチックのマテリアルリサイクルを強化するためリサイクルステージ玉島に増設しているミックスプラスチックリサイクルプラントが今秋稼働予定です。御津第二工場には、地域や社員のための災害用備蓄倉庫を建設中で5月の完成を予定しています。また、平林金属ソフトボール部の本拠地であるライズ球場(岡山市北区御津鹿瀬)をフルリニューアルし、来年初頭の完成予定で進めています。電光掲示板や観戦スタンドも整備しています。昨年から始めたリサイクル原料に「真心の魂を込めて送り出す」取り組みはまだまだ手探りの段階ですが、引き続き、魂のこもった企業になれるようHIRAKIN WAYで進み続けます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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