2026トップインタビュー



「出会いと和」で仲間を増やす
—現況はいかがですか。創業50周年の際に掲げた売上高150億円の目標に向け、業績は順調に推移しています。業界全体の懸案は、慢性的な人手不足。当社も例外ではありませんが、スケールメリットによって何とかカバーできています。また、より働きやすい環境整備に向け給与のベースアップや年間休日の増加など社員のエンゲージメント向上に取り組んでいます。
—グループに新たな企業を加えました。目的をお聞かせください。
昨年7月に愛媛県を中心に人材派遣業などを展開する「ザ・ワークス」と、同グループ会社で結婚相談所を運営する「ライフブレイン」を子会社化しました。中長期戦略の一環で、経営基盤の強化が狙いです。当グループには岡山県内で人材サービス業を手がける「must be」もあり、事業・エリア拡大を目指しています。
—今後のM&Aの方針は。
グループを持続的に発展させるにはさらなる成長が必要と考えています。業種を問わず、シナジー(相乗効果)が期待できる企業があれば積極的にM&Aを行う方針です。根底にあるのは「出会いと和」の精神。夫婦で始めた牛乳配達からここまで事業を拡大できたのは、さまざまな出会いがあったからこそ。これからも和を大切にしながら、仲間の輪を広げます。
—世代交代に向けての考えは。
来年4月をめどに事業承継をしたいと考えています。これまでも現場で頑張ってきた社員をリーダーに登用するなど次世代に託す準備を進めてきました。若い人たちには、従来の手法を踏襲するのではなく、時代に即した柔軟な発想で経営に当たってほしいです。ただし変革には安定した基盤が欠かせません。現状維持にとどまらず売上高増加と人員の確保は必要だと思います。
—今後の展望をお願いします。
M&Aと既存事業の強化により、将来的にはグループで売上高200億円、組織人数2千人を目指します。足固めの一環として、岡山市内で新たな物流センターの整備を計画中です。当グループは自前の物流拠点を持ち、在庫管理から仕分け、配送までを一貫して担う「総合物流業」を掲げています。そのため、車両台数の倍以上の従業員を擁しており、いわば「人材力で稼ぐ」会社です。人材が集まる魅力的な企業であり続けるため、目標を大きく持ち、夢を追い求めていきます。




山陽新聞社