プレミアム倶楽部

2026トップインタビュー




支援システム構築で営業力強化
 —SFA(営業支援システム)導入でどのような変化が。
 外部の顧問の指導によりSFA導入を行い約3年がたちました。得意先ごとの訪問回数、商談の内容や進捗(しんちょく)状況、受注率など、蓄積したデータを分析・活用できるようになってきました。それぞれが過去のデータや分析結果を基に、より計画的に動けるようになり、上司の目線や指導も変わったことで、営業活動の精度は確実に高まっています。実際、昨年の長かった夏場は苦戦したものの、秋以降は大きな商談も決まり、7月からの上半期は良い着地ができました。今期は、これまでに取り引きのなかった大手工場や製菓製パン材料の使用可能性のある異業種にもアプローチしており、営業社員の力が付いてきたこともあって、新規得意先が増えています。
 —リスク管理への対策は。
 昨年、ランサムウエアの被害が業界内で複数起きたことから、これまで以上にサイバー攻撃対策を重視しています。被害に遭った仕入れ先企業で復旧作業を行った方の教えも受け、新しいセキュリティーツールを導入したり、安全性の高い施設へサーバーを移転したりしました。そのほか、今後は災害対策なども強化していきます。
 —企業ガバナンスの強化に取り組まれています。
 昨年10月に心理的安全性や職場環境、ハラスメントなどについてのアンケートを実施し、ヒラタ社員の約8割にあたる300通の回答を得ました。会社をより良くしたいという建設的な意見が多く、優先順位をつけ、対応していく考えです。また、リスク管理も含めた本部機能を現状に見合う規模に整えるほか、営業、内勤、配送、商品の各課から担当者を任命し、全国8拠点の同じ課を横断的にサポートできる体制にしていきます。現在の概念や価値観に合わせて時代に合った人事評価・人事考課の見直しにも着手しています。
 —福岡営業所を開設されました。
 2024年に買収した同業社のイワサ(福岡市)を、昨年9月にヒラタ福岡営業所に社名変更しました。元の会社の社員たちは前向きに働いてくれていますし、自ら転属を望んだ管理責任者や営業社員ら4人を送り込んだところ、この1年でさらに40件の新規顧客を獲得できました。システム統合など大変なこともありますが、九州という新たな市場を得たことが社内全体に大きな活気をもたらしています。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ