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2025トップインタビュー




開業30周年迎え新たな価値提供
 —開業30周年を迎えられました。
 地域の皆さまに支えられ、節目を迎えることができました。今後も接客などを通じて上質な空間づくりを追求しより良いサービスを提供してまいります。記念企画として、岡山県民を含む4人グループを対象に1人分の食事をプレゼントするキャンペーンや、利用者の写真を募集する「お客さまの笑顔アルバム」を実施。さらにマスコット犬人形「晴太」の商品開発、ワイン醸造家とのコラボレーションなど、さまざまな形で感謝の気持ちを伝えていきます。
 —誘客の取り組みはいかがですか。
 観光・ビジネスの宿泊需要はコロナ禍前の水準に回復。台湾の団体客が多いほか旅行エージェントの尽力でスペインの観光客も増えています。今年は大阪・関西万博に加え、県内では瀬戸内国際芸術祭や岡山芸術交流が開催され、近隣ではホテルの整備計画も進行しています。このような環境の中で、当社が強みにしている「お客さまとの接点づくり」を再認識し、心のこもったおもてなしをブラッシュアップ。長期滞在のニーズに対応するため、キッチンなどを備えた客室を整備し、インバウンド(訪日客)の誘引を図ります。
 —日本や岡山の魅力を伝える旅を提供されています。
 日本のスピリチュアルな面はインバウンドにとって大きな魅力。例えば弓道場で矢を射る体験など神聖な空間で日本文化を体感できるプログラムを提供し剣道、和太鼓など他の武道、芸術に広げる考えです。また「TAKUMIツーリズム」と銘打ち、牛飼いや刀鍛冶、備前焼作家ら県内の職人を訪ねる着地型観光プランをはじめ、ものづくりの世界観、奥深さに触れてもらいます。
 —ホテルに診療所が開院しました。
 3月から2階に産婦人科クリニックが入居。女性社員の福利厚生に活用したいほか、近隣のオフィスで働く人にも利用してもらえればと思います。今後はホテル5階をウェルネスゾーンと位置付け、宿泊客や市民の健康に資する施設の整備を進める方針です。
 —多様な人材が活躍されています。
 JR西日本グループのホテルによる菓子コンテストで当ホテルのパティシエが優勝。受賞作品は岡山と京都のグランヴィアで提供される予定で、30周年に花を添える形となりました。従業員の成長は、お客さまに喜んでいただく瞬間に生まれるもの。スタッフの技能や知識の向上に力を入れ、今後も新たな価値を創造していきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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