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2026トップインタビュー




醸造を原点に新しい価値創出
 —近況をお聞かせください。
 昨年は、清酒業界向け設備の受注が活発な一年となりました。人材確保や作業環境改善への意識の高まりを背景に、酒蔵においても省力化と品質向上を両立する設備への関心が高まっています。こうしたニーズに応えるため、昨年「計量洗米浸漬装置Solo」を新発売しました。酒造りにおいて重要な米の浸漬作業工程を1人で行える装置で、従来製品とあわせ、酒蔵の多様な要望に対応できるラインアップを整えました。また海外に向けては情報発信を強化しており、酒造りの背景や技術、当社製品の活用事例を紹介する酒蔵取材記事の英語版コンテンツ配信や、海外向けSNSアカウントを活用した発信にも取り組んでいます。
 —「開発ビジョン2050」に向けた取り組みを詳しく教えてください。
 当社は「醸造を原点に、世界で微生物インダストリーを共創」という開発ビジョンを掲げ、バイオプロセスとものづくりの両軸を活(い)かした新たな事業モデルへの挑戦を進めています。その一環として、岡山大学への寄付講座を通じた産学連携や、国内外のフードテック分野での情報発信にも力を入れています。また、欧州では固体培養研究が活発化しており、当社装置を導入した研究も進んでいます。こうした流れの中で、バイオやフードテック分野は、政府の成長戦略においても重点分野として位置付けられており、当社としても「固体培養技術」という醸造業界で培われてきた技術の価値を他の業界へ広げることで、新規ビジネスの創出と持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。
 —日本サービス大賞「優秀賞」を受賞されました。
 「醸造文化を支える、技術と感性のフルオーダーメイドサービス」が、第5回日本サービス大賞優秀賞を受賞しました。本賞は国内全ての民間サービスを対象に、サービスの高度化と産業発展を先導する革新的な取り組みを表彰するものです。当社が掲げる「フルオーダーメイドでお客さまの課題を解決し続ける」という姿勢そのものが、新しい製造業の在り方として評価されたことを大変うれしく思います。顧客との価値共創による技術革新や、顧客満足を次の期待形成につなげる好循環の創出、DX推進や雇用創出への取り組みなども評価されました。今後もお客さまとともに新しい価値を創出し、地域や産業の発展に貢献してまいります。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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