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2026トップインタビュー




子育てニーズに応じた事業を
 —東京証券取引所の「東京プロマーケット」に上場し1年超。手応えは。
 上場の主な狙いは、会社の認知度向上と人材獲得です。これまで付き合いのなかった事業者から、保育事業について相談を受ける機会が増え、当社を選んでもらえるようになったと実感しています。採用面でいえば、マネジャー経験者など、さまざまな専門性を学んだ多様なキャリア人材の応募があり、自分を高めたいという意欲的な人が多く、会社の組織力アップにつながっています。
 —保育事業を核として成長を続けています。
 仕事と子育ての両立へ、国の補助金を活用した「企業主導型保育園」が数多く開設されましたが、人手や利用者の確保が難しいことから閉園を検討する設置事業者も増えています。中核会社の「株式会社マイスタイル」は岡山県内外で24の保育型施設と学童保育を手がけている実績から、悩みを抱える事業者をサポートして園の運営を引き継いだり、新たに受託を受けたりしていきたいと思っています。また、採用戦略の一環として補助金なしで自社内に保育園を整備する企業も出てきました。開所に向けサポートさせていただき、本年度に運営受託を開始する企業もあり、ニーズの高まりを感じています。
 —2023年から放課後児童クラブ(学童保育)事業に参入されました。
 共働き家庭の増加に伴う放課後児童クラブの待機児童問題を解消したいという思いから、現在、倉敷、岡山市で計5施設を運営しています。特に岡山市は「岡山市認定放課後児童クラブ」として民間を認定しており、「株式会社マイスタイル」は平井、鹿田、伊島、大元学区で運営。今後もニーズの高いところには開所し、保護者が安心して働ける環境整備に貢献したいと考えています。
 —今後の展望は。
 保育事業は、就労支援から子育て支援へとシフトしています。布団やおむつを保育園が準備する「手ぶら登園」など、保護者の負担を軽減するサービスを強化。就労に関係なく誰でも保育を利用できる「こども誰でも通園制度」も本格的に参加します。私自身、5、3、ゼロ歳の子を持つ親です。子育て世代のニーズに応じた新サービスを模索するとともに、会社の根幹である人材確保へ、保育士が長く働ける環境や、グループ内の多彩な事業を通じてキャリアアップできる体制を整えていきたいと思っています。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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