2026トップインタビュー



人間味あふれる商売を展開
—業界の現状はいかがですか。物価高の中、お客さまの賢い消費傾向は続いています。その点を踏まえ、付加価値を感じていただけるよう、同業他社にないような独自商品の開発など商品力を高めていきたい。そのためには、お客さまの気持ちをどれだけ考えることができるかがポイントになります。例えば、お客さまやご家族の誕生日、記念日といった特別な日が商品購入につながるケースもあります。社員一人一人が人間力を磨き、その積み重ねが売り場、商品、接客に表れてくると思います。
—今年は創業95周年。2031年には100周年を迎えます。
まずサービスの拡充に注力したい。お客さまに、ご来店時よりも元気になり、ハッピーな気分でお店を出ていただきたい。「売り上げ=お客さまの満足の総和」だと考えています。スーパーマーケットという業態は、お客さまが欲しい商品を手に取ってかごに入れてレジまで運び、会計を行うセルフサービスです。お客さまが満足する買い物って何なのか? そこを突き詰めていきたいですね。その上で情報発信の多面化を図り、お客さまに届きやすい広告などの手段を考える。生成AIや技術革新、ロボットを効果的に使いながら、人間がやる必要のない業務は減らし、人間にしかできない人間味あふれる商売を展開したい。
—25年度から3年間の新中期経営計画は中間年となります。
27年度の年間売り上げ330億円の目標に向け、勢いを増す年にしたい。重点テーマは三つ。まず商品力を磨くためプライベートブランド(PB)のリブランディングを進めます。次に店舗改装など利便性向上を図り販売力を高める。最後にネットスーパーを含め、お客さまの多様化するライフスタイルに適した購買方法を提供していきます。
—地域貢献にも積極的ですね。
14年にNPO法人マルイ・エンゲージメントキャピタルを設立し、岡山、鳥取、島根県の小学校などに寄付を行ってきた結果、昨年、総額が1億円を超えました。マルイやグループ会社の全51店舗で扱う約800品目を対象に1品目の売り上げにつき1円ずつをマルイ、メーカー、仕入れ業者が寄付しています。マルイで買い物をしていただいたお客さまのお金が、お客さまの住む地域へ還元されています。地域循環型社会の構築にこれからも貢献していくつもりです。




山陽新聞社