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2025トップインタビュー




地域に根差し出産、育児を支援
 —出生数が減少し続けています。
 わが国の出生数の減少が止まりません。日本全体では10年前から毎年2〜3%の減少率でしたが、ここ数年は5%を超えています。総務省の見解では「非婚化や晩婚化」「経済的要因」「女性の社会進出と価値観の多様化」が主な原因としていますが、現状を見る限り出生率が上がる兆しはありません。価値観の多様化により、子どもを持たないという選択も十分に尊重されるべきことです。一方、子どもを望むカップルの晩婚化による妊娠率の低下や経済的要因、核家族化による育児不安については、産婦人科医療機関としてサポートが必要だと考えています。
 —グループの近況はいかがですか。
 岡山県の出生数も全国と同様に減少しています。昨年は流出による岡山県の人口減も報道され、この流れはしばらく変わらないと考えています。そのような状況ですが、三宅医院では毎年多くの方に出産していただいています。妊娠を望むカップルに対する不妊治療も年々増加しており、地域の皆さまからの信頼に感謝するとともにその責任を強く感じています。出産年齢の高齢化や不妊治療により、妊娠の合併症を認める方も増えています。核家族化や地域のサポート不足による出産後の育児不安を感じられる方も多くいます。地域に根付いた医療機関として、高次医療機関や行政との連携を通じて安心して出産、育児していただくための包括的な支援を続けていきます。
 —注力している取り組みは。
 安心して健康な生活を送るには日頃からの体調管理が重要です。市健診や特定健診を受けることで病気の予防や早期発見が可能です。睡眠時無呼吸症候群の検査、治療も多くの方に受けていただいています。睡眠障害による睡眠不足を改善することで、仕事の効率改善や生活習慣病の予防が期待できます。地域のかかりつけ医として、健康状態や生活習慣についてのサポートを提供していきます。
 —健康への関心は高まっています。
 昨今、事業所でも従業員の健康管理は重要な事項として認識されています。三宅おおふくクリニックでは近隣の事業所の嘱託産業医も担っています。事業所の安全衛生管理や環境改善を行い、安心して働ける環境をつくることで経済的にも安定すると考えます。今後も地域に根差した医療機関として、安心して生活し、出産、育児ができる地域づくりに貢献していきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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