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2026トップインタビュー




新しい大学モデルを作りたい
 —美作大学の在り方へ関心が高まっています。
 大前提として、津山のまちが将来どうあるべきかを考えた時、地方創生の鍵となる若者の定住促進に異を唱える人はいないでしょう。少子高齢化が進む中で、大学がいわば「人口のダム」として若者をせき止め、そこで社会に役立つ人材を育てていく。都市機能として大学をどのように考えていくかということが重要ではないでしょうか。
 —地方の大学経営は難しい時代ですが、具体的にはどのような大学像をイメージされていますか。
 当学園は1915年に津山高等裁縫学校として発足して以来、地元の方々に物心両面で支えられてきた歴史があり、私は「地域立」だと思っています。現在、大学には食物、児童、社会福祉の3学科があります。ここを基本としつつ、地域にとって必要な学部・学科の検討を続けたいと考えています。これからは地域社会への温かいまなざしと知識、さらに専門性を身に付けた学生を育ててきたことを大事にしながらも、地域の課題解決、人材育成の拠点となるような新しい大学モデルを作りたいですね。
 —美作高校は、昨年の創立110周年に合わせて新校舎が整備されました。1000人近い県北最多の生徒数がいますが、特色は何でしょうか。
 ひと言でいえば「楽しい学校づくり」を目指しています。生徒一人一人が勉強や運動、そして遊び時間に生き生きとしてほしい。そのために「学力」「体力」「魅力」の三つを重視した教育を進めています。学ぶことは生涯にわたって続いていくので、教員には学び方を教えるよう伝えています。
 —中国地方で最初に不登校特例校として文部科学省から指定を受けたBloomコースが2024年に新設されました。手応えはいかがですか。
 コースの定員は20人。自分は不登校だと宣言し入学した生徒たちが今の自分を認めたり、見つめ直して自己実現に向けて努力しており、今後が楽しみです。不登校を特殊化、肥大化しないこと。成長期の子どもにレッテルを貼ってはいけないと痛感しています。
 —最後に抱負を聞かせてください。
 私は88歳になりましたが、今も学校現場からさまざまなことを学んでいます。「伸びない子はいない。遅れて育つ子もいる」。この教育の原点に返ってやっていきたいです。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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