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2026トップインタビュー




女性の生涯、切れ目ない支援を
 —少子化が進んでいます。
 出生数が2年連続で70万人を下回り、少子化は国の予測を上回る速度で進行しています。女性のキャリア形成や出産年齢の上昇、経済不安など理由はさまざまですが、子を持ちたいという人が、希望する人数を安心して産み育てる環境が大切だと思います。出産や育児に不安を感じる人が多く、当院では医師、看護師、助産師、管理栄養士ら専門家が、産前産後のあらゆる不安を解決し、一人一人に寄り添う体制づくりを整えています。おかげさまで当院の分(ぶん)娩(べん)取り扱い数は増えています。
 —不妊治療に取り組まれています。
 1995年から手がけていますが、治療を受けるカップルは増加傾向です。特に2022年、自費だった一般不妊治療と生殖補助医療(体外受精と顕微授精)が保険適用になり、経済的、心理的なハードルが下がったことが後押しになりました。これまで不妊治療は打ち明けにくい雰囲気がありましたが、保険適用の条件として男性が一緒に受診する機会が増えたことで男性側の理解が深まり、職場などで受け入れられるようになったと感じます。
 —「全ての女性にハピネスを。」を理念に掲げ、生涯にわたり切れ目ない支援体制を構築しています。
 1980年の開院時は産科、婦人科、内科、麻酔科でスタートし、93年に小児科を開設。同年に歯科、2000年に健康診断・人間ドックを行うクリニックを併設しました。その後、形成外科、思春期外来も始めました。診療科は、子どもの成長とニーズに合わせて拡大し、グループ全体で約220人の専門職が女性の生涯をサポートしています。近年は高校からの依頼で、思春期外来の医師が性教育の出前講座をしています。現代の生理の対処法、アフターピルを含めた避妊、性的同意に関する最新の情報を伝えています。若い世代が妊娠・出産を含めた将来のライフプランをイメージすることはとても大事なことだと考えています。
 —今後の展望は。
 不妊治療・妊娠出産のみならず、ブライダルチェックやプレコンセプションケア(将来の妊娠・出産を見据えた健康管理)を通じて、本来の目標である「女性のトータルライフサポート」をより充実していきます。女性がより輝ける地域社会の実現のため、グループの総力を挙げていきます。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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