2026トップインタビュー



135周年 岡山の食文化を次世代へ
—JR岡山駅で駅弁の販売を開始されてから、135周年となりました。明治24年の創業以来、「食のおいしさを通じてお客さまに幸せをお届けする」ことを使命に、駅弁の製造販売を続けて今年で135年目を迎えることができました。このたび、これまでの感謝の意を「岡山の伝統的な食文化を次世代につなぐ」という形で表すべく、周年記念の新商品「特上祭ずし」を復刻製造し、岡山駅構内の各駅弁売り場や当社のECサイトで販売を開始しました。「特上祭ずし」は、当社の看板商品「岡山名物 桃太郎の祭ずし」でなじみ深い岡山ゆかりの食材(サワラ、ママカリ、モガイ、アナゴ)に、瀬戸内の味覚(シャコ、イイダコ)を加えて、岡山県産の朝日米を使用した酢飯の上に豪華に盛り付ける老舗の伝統製法により仕上げた周年記念にふさわしい一品です。また、その他の周年記念として従業員エンゲージメント向上を目的に、会社ロゴに続いて販売員や配送員のユニホームを一新したほか、従業員同士が互いの業務への理解を深める親睦旅行も計画し、社内外で記憶に残る一年となるような取り組みを進めています。
—ECサイトの状況は。
ネットショップを立ち上げて1年、季節の行事にあわせて注文されるリピーターさまや、岡山市内で行事や会議を行う県内外の企業さまからの注文が増え、電話注文と異なり若い世代の方が気軽に利用できるオンラインの強みを実感しています。今後は年間の販売計画に基づき新商品をアピールしつつ、自社ポイントの利用促進やより注文しやすいサイトのUI構築に力を注いでまいります。
—生産管理システムなどデジタル化が進んでいます。
昨年のDX化で、生産販売から財務会計まで主要システムを再構築し、業務の大幅な効率化を実現。本年も引き続き生産現場のあらゆる工程を数値化し、無駄な食材の廃棄を削減する持続可能な商品作りに努めたいと考え、製造開始から完成までの時刻などを細かにデジタル記録するシステムに加え、作業手順を携帯端末上で確認しながら各担当従業員が等しく調理や生産ができる仕組みなど将来を見据えて開発・導入を計画しています。もちろん、経営理念である「食のおいしさ」を第一に、食材の切り方から調理法や味付けに至るまでを徹底的に見直し続け、さらなるおいしさを愚直に追求し、当社ならではの商品を作り続ける所存です。




山陽新聞社