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2021トップインタビュー




世界のモノづくりに貢献を
 —工作機械の製造で時代のニーズを捉えた先端技術を追求されています。
 近年は「微細加工」という分野に力を入れています。例えばスマートフォンのレンズを生み出す金型を加工する機械。1ミクロンに満たない単位で精度を求められることもあります。高いレベルの要求に応え、スマートフォンの生産拠点が多いアジアを中心に供給しています。電気自動車(EV)のモーター部品の金型を製造する機械の引き合いも増えていて、こちらも高精度で競争力が高い製品を送り出していると自負しています。
 —海外展開の状況はいかがですか。
 北米や中国、ドイツに自動車や医療、航空機、スマートフォンなどの関連機器の金型工作機を提供しており、売り上げの海外比率を5割にする目標は2019年度に達成しました。今は新型コロナウイルス禍で営業が難しいですが、落ち着けば、先端企業が多く高精度の機械需要が高いドイツ向けをより強化したいと考えています。海外展開を充実させる背景には、特定の国の景気に左右されるリスクを避ける経営上の狙いとともに、世界のモノづくりに貢献したいとの強い思いがあります。
 —モノとともに「コト」を売る方針も掲げておられます。
 工作機械を売るだけでなく、それを使った加工の技術やメンテナンスなどの知見を一緒に提供し、お客さまがより良い製品を作るお手伝いができないか模索しています。これらは顧客の課題を解決する「ソリューション」の提供と言い換えることもでき、一層推進したい取り組みです。
 —コロナ禍で業務のスタイルが変わっているようです。
 リモートワークやテレビ会議はコロナ禍の早い時期から導入しています。従来、お客さまが立ち会っていた完成品の精度や機能の検査は、リモートで映像を確認していただきながら進めています。先方の移動費用がかからず、アフターコロナでも定着しそうです。
 —人づくりも大きなテーマですね。
 人の育て方が指導者により異なることもありましたが、20年度から体系的なプログラムを運用し標準化しています。社外での機械修理の様子を映像に収め、ノウハウを共有するなど教育の効率化も図っています。いいモノを作る鍵を握るのはやはり人。やりがいや楽しさを感じられる職場であることを広く知ってもらい、良い人材が集まってくれることにも期待しています。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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