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2026トップインタビュー




「心ある商品」でやさしい社会を
 —工業高校への出前授業を継続して実施されています。
 昨年10月に水島工業、12月に東岡山工業で出前授業を実施しました。自動ドアの構造について説明し、生徒さんに模擬機を使った取り付け体験をしていただきました。ベテラン、中堅、若手の各社員が今の仕事内容を紹介する時間を設けることで、キャリアステップのイメージを持ってもらい、この仕事に興味を持ってもらうような工夫もしています。
 —まさに技術者の裾野拡大につながる、大切な活動ですね。
 当社は自動ドア3万台超、エレベーター7500台超の設置実績があり、OB社員の中には「現代の名工」に選ばれた人材もいます。ただ全国的にエレベーターの技術者は多くありません。設置には1ミリ未満の精度が求められ、一人前になるには長い年月が必要です。それだけに、若い世代への技術の承継は当社の使命。出前授業を通じて一からモノを造り上げる面白さを発信し、若い人たちが技術に夢や希望を持ってもらえるように努めていきます。
 —福利厚生の充実にも尽力されています。
 賃貸だけでなく、住宅を取得した社員に対する補助のほか、男性育休取得推進のための取り組みも行っており、実際に1カ月間の産後パパ育休を取得した社員もいます。しかし制度をつくるだけでなく、休業中の社員の仕事をフォローできる体制を整備し、社員全員が安心して働ける環境づくりに取り組みたいと考えています。
 福利厚生はトップダウンで実行するものではなく、社員一人一人があるべき会社像を描きながら形づくるもの。今後も社員の声に耳を傾けながら、働きやすい環境を整備していきます。
 —社会課題への取り組み方についてお聞かせください。
 年に1回、社会福祉法人旭川荘(岡山市北区祇園)で清掃奉仕をしており、毎回40人以上の社員が参加しています。災害発生時に被災地へ義援金を送る活動も続けています。そして何より、培ってきた技術で人にやさしい社会をつくることこそが、当社にとっての真の地域貢献です。自動ドアやエレベーターは、利用者の移動をサポートする「心ある商品」です。このことを肝に銘じ、提供を続けてまいります。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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