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2021トップインタビュー




新社屋稼働、災害対応を強化
 —昨夏、石油やガスの貯蔵基地(岡山市南区海岸通)に新社屋「総合エネルギーセンター棟」が完成しました。
 自然災害などへの対応を定める当社のBCP(事業継続計画)の一環として、敷地内に点在していたガスの配送、ガスの充填(じゅうてん)、石油関連、営業・管理の4部門を集約しました。各部署が近くに配置されることで「情報の共有」が早くなり、災害時にもより迅速で緊密な連携が図れます。電源喪失の事態を想定し非常用発電機を整備。貯蔵設備から石油を輸送するタンクローリーやガスボンベに充填する電力を賄います。各種エネルギーは社会を支える重要なインフラ。安定操業、安定供給はわれわれの使命だと考えています。
 —貯蔵基地は15基の油槽タンクを備え、中四国屈指の備蓄量。自然災害への備えとして期待されます。
 東日本大震災では一部の製油所の生産がストップし、避難生活などに支障が出ました。貯蔵基地はシンプルな設備なので、その分災害に強いと言えます。病院や官公庁、操業を中断できない企業などと緊急時の燃料提供契約を結んでいます。被災地では自家用車で避難生活を送ることもあるため、運営するサービスステーション(SS)全てに自家発電装置を整備し、燃料供給を継続できるよう心掛けています。
 —企業理念を表す言葉として「Yes」を掲げ、車の売買や整備、住宅関連事業にも取り組んでいます。
 横山の「Y」、エッセンシャル(不可欠)の「e」、サービスの「s」を組み合わせ、社会福祉にも注力した先代の精神を受け継ぎ「お客さまとの共存、共栄」の思いを込めています。SSでのタイヤやバッテリーの無料点検は「車両トラブルゼロ」を、家のリフォームやバリアフリー化は「快適、安全に過ごせる住環境」を願ってのこと。地域の皆さまにとって身近な「サービス拠点」でありたいと思っています。
 —少子化や環境面からガソリン需要は年々減少しており、コロナ禍の影響も気掛かりです。
 当社は100年余り前、ちょうちんなどを売る小間物屋として創業。その後、船舶の燃料や馬車の車軸に使う潤滑油の販売、戦時中はマーガリン配給にも携わるなど、地域のニーズを踏まえ時代にアジャストしてきました。世界的に脱炭素化が叫ばれる中、エネルギー業界は厳しい時代を迎えていますが、当社の存在価値を見極め、地域とともに歩みたいと思っています。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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