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最高の技術目指し開発力強化
—マシニングセンターの研究棟が完成します。本社の東約500メートルの所有地に、鉄筋コンクリート2階延べ約2300平方メートルの施設が今夏稼働する予定です。主力のマシニングセンターなど自社製品を実際に動かして改善点を洗い出し、部品を供給するサプライヤーと情報を共有しながら技術を磨き、新製品の開発につなげたいと思っています。
—狙いや効果を教えてください。
われわれは「技術を売る会社」です。最高の技術を目指し、どんどんレベルを上げていくための施設が必要でした。しっかりした研究ができる環境を整備することで、社員のモチベーションが上がることも期待しています。私どもの会社の規模だと単独でできることは限られています。将来的には機器メーカーや大学、研究機関などとの「共創」も考えています。
—海外展開も好調のようです。
得意とする工作機械事業の国内市場は成熟し、成長の余地があまりないため、全体の売り上げを伸ばすためには海外市場に目を向けなくてはなりません。10年前、海外の販売比率は3割程度でしたが、現在は6割を超えました。特に中国が好調で、電気自動車、スマホやパソコンなどのIT機器関連分野で使われています。欧米や東南アジアでも一定の売り上げがありますが、未開拓のインド市場が伸びており、今年は進出に向け、現地の展示会に初めて参加するつもりです。
—地域貢献にも熱心です。
モノづくりに興味を持ってもらおうと、小学生を対象に2008年から年1回、昔ながらの遊びを競う「遊びのオリンピック WAZA—One GP(ワザワングランプリ)」を福山市内の企業4社とともに開催しています。全5種目のうち、当社は厚紙と竹串で作る紙とんぼで飛距離を争う競技を担当し、優勝者にアルミで自作したトロフィーを贈っています。
—会社が大きくなるにつれ、人づくりも大きなテーマとなります。
高精度のマシニングセンターメーカーとして世界でも認めてもらえるようになりました。ユーザーは世界の先端企業です。とはいえ、大企業ではないので自分で判断することが多く、やりがいもあります。一昔前は「俺の背中を見て学べ」でしたが、それだとばらつきが出てくるので、今は動画も活用した体系的なプログラムを運用し、「モノづくり」が好きな人を育てています。




山陽新聞社