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強いインフラで社会に貢献
—石油業界の動向、見通しは。ガソリン税などの暫定税率廃止により、一部で懸念されていた買い控えなどの流通の混乱は見られませんでした。お客さまにとっては負担軽減となる一方、ガソリンスタンド(GS)事業者は高値で仕入れた従前の在庫を安価で売らざるを得ず、商品評価損の計上もありましたが、その後の中東情勢による価格の高騰もあり、今後の世界情勢を注視していきたいです。
—岡山県内の業況は。
全国と比べても価格競争が激しいエリア。コスト上昇分の価格転嫁が求められますが、生活必需品であるため安易な値上げはできません。地域のエネルギーインフラとして生き残るためには、生産性の向上が不可欠です。
—収益の確保に向け、さまざまな取り組みを進められていますね。
ここ数年、複合施設「wash ’n’ wash」の運営やレンタカー事業に着手しており、これらの取り組みをさらにレベルアップさせる段階に入っています。複合施設は洗車場とコインランドリー、ペットサロンがある国富店(岡山市中区国富)が3年目を迎えて軌道に乗っており、コインランドリーに加えペットサロンと美容室が入居する池の内店(同湊)も成長が楽しみです。GSでのレンタカー事業は、自動車を持たない近隣住民を中心に利用が堅調で、今年は大型連休や夏場の需要増に向け増車を予定しています。
—働きやすい環境づくりや人材の確保にも力を入れられています。
忘年会や新年会など、社員同士が顔を合わせる機会を増やしています。2年に1度の社員旅行は多様な希望に沿えるよう、自前で計画することにしました。親睦を深める部活動を奨励しており、ワイン造りのサークルは昨年、初めて5本を醸造しました。人材確保は、他社からの紹介で入社した社員が能力を発揮するケースが多く、今後も投資を惜しまず採用を進めます。
—今後の展望をお聞かせください。
東日本大震災では、ドラム詰めできる特有の施設を活用し、少量対応で被災地支援に役立つドラム缶でも燃料を供給しました。今後も総合エネルギーセンター(同市南区海岸通)を核に、災害に強いエネルギーインフラへと進化していきます。魅力的なまちづくりに寄与するため、保有する不動産の利活用も検討しています。利益を追うだけでなく、社会的意義を念頭に置き、事業を次世代につないでいきたいです。




山陽新聞社