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2025トップインタビュー




生産性岡山ナンバーワンに
 —代表取締役就任から10年を迎えられました。どんな歩みでしたか。
 OA機器販売から働き方を提案する会社に転換し、いろいろなことにチャレンジしてきました。働き方改革やコロナ禍という時代の中でわれわれが先頭に立ってやってきたことが社会に役立っていると自負しています。代表取締役になったとき、弟の石井聖至専務と2人で10年ビジョンをつくりました。若い人材を獲得するため新卒採用を始めたことなど、理想から逆算しながら行動してきたことが今の成果につながっていると思います。
 —これからの働き方は生産性の向上をテーマに掲げていらっしゃいます。
 われわれのビジネスモデルは自社でいい事例をつくってお客さまに提案することです。中期目標として、岡山で一番生産性の高い会社にしたいです。鍵は生成AIの活用と社員一人一人の価値の向上です。グーグルワークスペースといったツールを使って、DX(デジタルトランスフォーメーション)で業務を効率化する環境を整え、社員は自分たちがどういう思いで仕事に取り組んでいるのかSNSで発信します。コンサルタントをつけてアドバイスします。
 —一般社団法人・中小企業働き方支援協会を設立し、業界全体で働き方支援に取り組もうと呼びかけています。
 いい商品・サービスをより多くより早く集めるには1社では限界があります。地域密着の同業企業が全国各地にあり、商品・サービスを提供するベンチャー系企業と地方の中小企業の間をわれわれが橋渡しすれば、導入した顧客も働き方が向上する。いい商品・サービスを広めていくためのプラットフォームです。私たちの強みは顔の見える関係でリアルな顧客を持つこと。現在約60社に広がっており、日本最大のリアル・マーケティング・ネットワークにしたいと力を入れています。
 —DXに詳しい人材が不足している中小企業に対し、リスキリングの講座も開設されました。
 自社でやってきた事例に基づいたオリジナルのカリキュラムを用意し、オンラインで「ワクスマデジタルカレッジ」を開講しています。助成金も利用できます。受講者の職場にDXを導入するロードマップをつくり、講座が終わった後も一緒に伴走させていただきます。昨年から既に約150社に受講いただき、今後もDXの入り口としてご活用いただければと思っています。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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