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2025トップインタビュー




受験・探究学習・国際力の3本柱
 —全国67の保育施設を持つちとせ交友会理事長との兼務になります。
 朝日学園創立者の鳥海十児先生は、進学塾から始めハイレベルな教育を展開されていました。保育園を運営する私は約30年前に先生と出会い、特色ある幼稚園・小中高校を設立していく活躍に刺激を受けてきました。そんな日々の中、先生の日記にちとせを評価する言葉があったそうです。さまざまなご縁があり、後継者として幼稚園と小学校を引き受けることとなりました。
 —伝統を受け継ぎながら、どのように新しい時代に合わせていきますか。
 教育の柱は三つあり、まず建学の精神「個性を伸ばすハイレベルの教育」と受験ブランドを引き続き大切にしていきます。二つ目は探究学習を世界基準の教育レベルで提供。ちとせの自律性を育む幼児教育『「覚えるキミ」から「考えるキミ」へ』を継承し、世界で通用する国際バカロレア(IB)認定をこども園、小学校に取得できるよう進めます。最後に国際性を育てるため英語教育に一層力を入れていきます。インターナショナルスクール「シップ・シー」の事業を引き受け、幼稚園にプリスクール型の預かり保育を開設。ネーティブの外国人講師らと半日暮らすことで、子どもたちが生きた英語を習得します。また本年度より、新1年生対象にスーパーイングリッシュコースをスタート。同コースを拡大するため、外国人講師をさらに増やす予定です。
 —新園舎も建設中です。
 今年12月に完成し、来年4月から認定こども園に移行予定です。0、1歳の園児が加わることから、職員は近くの当新田ちとせ保育園で研修を受けノウハウを学んでもらいます。また新園舎では給食の調理施設もでき、食育にも力を入れていきます。
 —職員の勤務体制は変わりますか。
 教職員にとって貴重な時間である放課後を有効活用できるよう、外部との提携を開始しました。学習習慣を身に付けてほしい低学年に向けては、外部講師を迎え学習塾を開講。またスポーツに励む子へ向けてバスケットボール男子B3トライフープ岡山のコーチに指導に来てもらっており、利用者もどんどん増えています。私たちの特色ある教育が注目され、岡山全体の幼児、小学校教育が得意なところを伸ばし切磋琢磨(せっさたくま)することで、岡山県全体そして日本中の教育が基礎からレベルアップしていくことが最大の目標です。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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