2026トップインタビュー



アイシャロック活用し事業展開
—産業機械メーカーとして確固たる地位を築かれています。現在の事業内容を教えてください。まず冷間ロール成形機や造管機、フォーミングロールを担当するRF製造部、次に電動式の自動車盗難防止装置「i/lock(アイシャロック)」やコイン駐車場関連機材などを手がけるNIC製造部、そして廃プラスチックや古タイヤ、木材を粉砕する破砕機などを生産する環境機器製造部の3部門があります。売り上げ比率は、おおむねRF製造部37%、NIC製造部48%、環境機器製造部15%です。
—今年の展望は。
3部門の売り上げをバランス良く伸ばしていきたいです。RF製造部の冷間ロール成形機では従来型と、操作が非常に簡単なMタイプを拡販し、海外輸出にも注力します。NIC製造部では、関連会社と連携し、従来よりスペースの広いアイシャロック付き駐車場を整備するほか、空港へもVIP向け駐車場を提案します。遠隔地でもスマートフォンで車が確認できる事業も考えています。環境機器製造部では、当社独自のAEN材を使った刃物は寿命が長くメンテナンスも手軽で最大45%のコスト削減につながるので、さらなるPRを図ります。
—経営哲学を聞かせてください。
座右の銘は「敬天愛人」です。京セラ創業者・稲盛和夫さんの盛和塾で「利他の心」を学びました。社員とその家族、社外社員とその家族、現在顧客と未来顧客、地域住民とりわけ障がい者や社会的弱者、出資者と支援機関を尊ぶ経営を心がけています。「企業は人力ヘリコプター」のようなもの。経営陣と社員がそれぞれの持ち場で全力でペダルをこぎ続けないと飛ぶことはできません。常に拡大・成長を目指し財務力を強化することが肝要です。
—福利厚生の充実に長年、熱心に取り組んでおられますね。
食と体と心の健康を重んじています。食堂では管理栄養士が社員の要望を聞きながら、おいしくて栄養バランスに優れた温かいメニューを1食350円(会社が500円補助)で提供しています。スポーツジムにはトレーニングマシン25台を常設し、インストラクターが肥満解消などの個々のニーズに応じてプログラムを考案しています。また、「心学塾」と称した勉強会では良書を読んだ感想を発表して褒め合うほか、坐禅堂では月1回、僧侶の指導で坐禅し平常心や集中力を養っています。




山陽新聞社