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2021トップインタビュー




儀礼文化守る コロナ禍でも
 —新型コロナウイルスの感染拡大で葬祭業も大きな影響を受けています。
 密になってはいけないと葬家が訃報通知を極力出さず、親しい方たちに絞って葬儀を行う形が定着してきました。私どもも社員の体調・衛生管理はもちろん、会場や控室の消毒、参列者の手指消毒や距離確保など、コロナ対策を徹底しています。ただ、葬儀葬祭は儀礼文化であり、一番大事なのは精神性。人間は葬儀を通して命の大切さや、自分たちが地域とどう関わっているかを知ります。親しい方たちに絞った葬儀の定着や、葬儀を金額やサービスだけで語る近年の風潮は残念で、コロナ禍で拍車がかかるのではと懸念しています。地域社会で生きる上で、変えてはいけないものがあることは今後も訴えていきたい。
 —昨年、倉敷市の男女共同参画推進事業所5社の一つに認定されました。
 当社は業界でも早くから大学新卒者を採用し、特に女性社員を積極的に受け入れてきました。正社員の女性比率は約45%、パートを含めると女性が男性の数を大きく上回っています。男女で待遇に差をつけないのは当然ですが女性の役職登用も推進し、全社員が人間の尊厳に一番近い仕事に携わっているとの誇りを持てるよう、教育や環境づくりに力を入れていきます。
 —倉敷商工会議所会頭も3期目。昨年11月には懸案だった商工会館(倉敷市白楽町)建て替えに着工しました。
 2022年の完成を目指します。当会館は建設から約50年たち、老朽化が目立つうえ、18年の西日本豪雨災害の教訓から地域防災拠点の機能を持たせることが必要と考えました。鉄骨7階建てで、耐震性に加えて太陽光発電設備を備え、消費エネルギーを大幅に抑える構造です。7階の会議室は災害時の一時避難所としても活用します。一方、コロナ禍で地元事業者は厳しい経営を強いられており、会議所は助成金や低利借入金の紹介、経営相談など責任を持って支援に当たっています。
 —地域貢献などから、昨年秋の叙勲(旭日小綬章)を受章されました。
 私だけの功績ではなく、社業を支えてくれた社員、商工会議所など関係者への評価と受け止め、皆さまに感謝申し上げます。倉敷は世界に誇れる歴史、文化を持っており、今後もその個性を高め魅力アップにつながるまちづくりに取り組みたい。特に子どもたちには倉敷に生まれた幸せや誇り、愛着を感じてもらえるよう教えていきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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