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2026トップインタビュー




短工期、高強度コンクリで躍進
 —昨年は大阪・関西万博のシンボルに貴社製品が採用されました。大阪の大規模再開発にも携わられています。
 万博の「大屋根リング」の基礎全体の6分の1に当社のプレキャストコンクリート製品が採用されました。建設工事を担当した竹中工務店さまからの指名によるもので、工期短縮に貢献。多くのメディアに取り上げられ、当社の技術を広く発信する機会となりました。そのほかJR大阪駅北の再開発「うめきた2期」南分譲棟(47階)、御堂筋線新駅「箕面」の超高層マンション建設に柱や梁(はり)のプレキャスト製品を納品しています。おかげさまで業績は好調で、2030年まで見積もり依頼をいただいている状況です。
 —プレキャスト製品の特徴、貴社の強みをお聞かせください。
 在来工法では建設現場で生コンクリートを流し込んで施工しますが、プレキャストコンクリートは工場であらかじめ製品を製造し、現場で組み立てる工法です。最大のメリットは工期の短縮。通常、ビル1階分の施工に2〜3週間を要するところを、最短7日で完成させることができ、建設コストの節減に大きく貢献します。また現場の人手不足解消にもつながります。当社の強みは「120N(ニュートン)/mm2」という西日本では数社しか取得していない高強度コンクリートの認定を受けている点です。荷重の大きい低層階や地下部分にも対応できる技術力に対して高い評価をいただいています。
 —昨年、大型設備投資として新コンクリートプラントを導入されました。
 工場設立以来32年間使用していたプラントを更新しました。最新型ミキサーは粘性の強い高強度コンクリートを練る能力が強く、生産能力は約2倍に上がりました。その結果、従業員が定時で帰宅できるようになるなど、労働環境の改善にもつながっています。
 —人材採用にも注力されています。
 当社は梁や柱だけでなく床や壁など多様なプレキャスト部材を製造できるオールラウンドカンパニーです。この蓄積された技術を次世代へ継承するため、人材採用に注力しています。一昨年からは地元高校の就業体験を受け入れ、2年連続で新卒の採用につながりました。今後も知名度向上のため広報活動を強化していきます。当社は建物の命といえる構造部材を製造しており、その責任は重大。だからこそ何も隠さず「常に正直に」をモットーに、誠実なものづくりを続けています。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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