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2021トップインタビュー




丈夫な管継ぎ手で社会に貢献
 —ステンレス製の管継ぎ手で国内7割のシェアとお聞きします。現況はいかがですか。
 2021年1月期は新型コロナウイルス禍が思った以上に響きました。当社の製品は高い品質と性能が評価されて、首都圏のオフィスビルに多く使われていますが、昨年は5月の連休以降、こうした建築工事の中止や遅れが相次ぎ、新規の受注がなかなか入らない状況でした。22年1月期も上期は厳しく見込んでいますが、今年秋以降は大口の案件もあり、回復に向かうと期待しています。
 —オフィスビルの管継ぎ手には主力製品の「ナイスジョイント」が使われているのですか。
 そうです。ほかにも全国の基幹病院やホテル、空港、政府機関の施設などで採用されています。配管は人体でいえば血管であり、管継ぎ手から漏れたり、抜けたりは許されません。ナイスジョイントは、熊本地震を上回る2000ガルの耐震試験をクリアした優れた耐震性と耐久性に加えて、管の先端を加工して突起をつくり、継ぎ手との間にゴムパッキンを挟んでナットで締め付ける独自仕様で施工しやすいのが特長です。ステンレス管は安価な鋼管と比べると初期投資がかさむ面はありますが、安心・安全な上、ランニングコストも抑えられ、まだまだ市場開拓の余地があります。
 —海外展開はいかがでしょうか。
 台湾のほか、インドネシアやベトナム、タイといった東南アジアの日系工場に納入実績があります。東南アジアは当初、価格面で難しいと見ていたのですが、現地製品だと頻発する漏れが全く起きず、口コミで広がりました。現地の企業にも売り込みたいですね。また、ステンレスが普及している欧州進出への足掛かりとして、ドイツの飲料水用配管システムの認証を受けました。こちらはコロナ禍で展示会が延期になり、本格的に動けるのはもう少し先になりそうです。
 —津山市の連携組織「津山ステンレス・メタルクラスター」の構成企業でもあります。
 ステンレス関連は、いまや木材に並ぶ津山市の地場産業といえます。さびにくく、ほぼ100%リサイクルできて環境にも優しい。当社は鋳造工場を備え、管継ぎ手のほかにも高品質なステンレス鋳造品を提供できます。培った技術を生かし、これからも地元津山や社会に貢献していきたいですね。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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