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2021トップインタビュー




コロナ禍ばねに業務改善加速
 —新型コロナウイルス感染症の影響が広がる中、物流業界の現況は。
 業界では、自動車メーカーなど生産規模を縮小してきた製造業の荷動きは、いくらか持ち直して来ています。「巣ごもり消費」による家電製品や食料品の輸送は増加。当社の業績は昨年4月から6月にかけては前年比2桁減と苦しみましたが、12月からはほぼ回復してきました。一般企業と比べ労働条件が厳しいとされる業界です。ドライバー不足もあり「物流の危機」といわれる中、国の動きは活発化し、昨年4月には現状の運賃率より場合によっては2倍程度高い「標準的な運賃」が示されました。これは労働条件の改善へ大きな後ろ盾になると思います。
 —今年の目標に「変化への対応と輸送の効率化」を掲げています。
 物流業界は、IT(情報技術)やAI(人工知能)を駆使した業務の効率化であるDX(デジタルトランスフォーメーション)を特に進めなければなりません。昔ながらの手作業による輸送を変えねば、働き方改革も難しいでしょう。自動運転、倉庫内の機械化・ITによる貨物情報(配車、配送ルート、積載効率アップ、荷待ち時間の短縮など)の把握、ドライバー点呼のIT・ロボット化、パレットサイズの統一化など課題を挙げればきりがありません。
 当社は、コロナ禍をばねに業務の改善が一気に加速しました。トラック路線を集約・減便し、積載効率をアップ。協力会社に委託していた輸送の内製化も進めました。原則、土曜日は午前中だけの稼働、日曜は全休とするなど労務環境も改善させています。
 —物流はエッセンシャルワーカーとしてインフラを支えています。
 物流は人々の生活維持に欠かせず、公共的な使命を担っています。社会や経済がうまく回るためのライフラインであり、考えようによっては花形産業になり得ます。社員にはこの仕事に誇りと使命感を持っていただきたい。
 —会社創立80周年(2023年)が近づいています。意気込みを。
 築59年の本社ビルの北隣に新本社ビルを建設中です。4階建てで延べ床面積は約2・5倍になり、5月の業務開始を予定。最新の設備をそろえ、快適な職場環境になります。当社には33組もの親子従業員が在籍しています。これは働きやすく人間関係も良好だという証しです。今後も従業員が喜んで働ける会社にしていきたい。80周年を期にさらなる飛躍を目指します。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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