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2026トップインタビュー




DX活用や通信制で個性磨く
 —近年推進されている高等学校DX加速化推進事業で、重点類型「グローバル型」に指定されました。
 デジタルなどの成長分野を支える人材育成強化を目的とした高等学校DX加速化推進事業、通称「DXハイスクール」の採択校として、情報、数学などの教育を重視するカリキュラムの実施、ICTを活用した文理横断型の探求学習を強化してきました。そして昨年、全国20校のみ選出される「グローバル型」に採択され、主に英語科の生徒たちに向けてDXを積極的に活用しています。スーパーグローバルハイスクールとして、かねてより実施してきた海外の高校との連携や交換留学の推進、外国語による授業などは、オンラインで海外と日本をつなぐことで現地の情報がスムーズに得られ、留学中であっても細やかな学校側のサポートが受けられるなど、質の高い国際的な教育プログラム構築に役立っています。
 —通信制課程の立ち上げから1年がたちました。
 四十数人の生徒からスタートした「フレックスVコース」も、今では約100人が学び、新年度からは170人ほどに増える見通しです。週3日または5日の通学型、フルのオンライン型の3コースがあり、体調や興味関心などそれぞれの事情に合わせて無理なく学ぶことができます。部活動や行事への参加、全日制課程への転籍も可能です。ファジアーノ岡山所属の千田遼選手、末宗寛士郎選手もフレックスの第1期の卒業生。プロ選手としての活動と学業を両立する立派な姿を見せてくれました。スポーツや芸術、ゲームやプログラミングといった特定分野の才能を磨くことに注力しながら卒業資格を取得することを応援します。
 —サッカー、硬式野球部、吹奏楽部など数々の部活動が全国で優秀な成績を残されています。
 どの部活動の指導者にも伝えているのは「勝利や優勝だけを目標に指導しないでください」ということです。学校教育における部活動で最も大切なのは結果ではなくプロセス。先輩や後輩といった互いを思い合い、家族など周囲の人たちへの感謝を忘れない、「人間力」を育むことこそが重要です。全国高校サッカー選手権大会で優勝経験を持つサッカー部は利他の心を持った素晴らしい部員ばかりで、卒業後も多岐にわたる進路で活躍しています。部活動を通して育んだ心で、新たな世界へ羽ばたいてほしいと思います。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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