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2025トップインタビュー




企業の付加価値向上を支援
 —現況、方針をお聞かせください。
 コロナ禍の収束後、物価高騰が続いて消費支出が伸び悩んでいます。また労働人口の減少による人手不足が深刻化しています。これらの課題に対応するために企業は自社の付加価値を高めていく必要があり、われわれはそのための支援に注力していきます。
 —企業のビジネスマッチングを促す「岡山県しんきん合同ビジネス交流会」が活発化していますね。
 2004年から岡山県内の信用金庫などと連携して毎年開催しており、昨年は県内外から約400の会社・団体に出展いただき大変盛況でした。交流会を始めた当初は「売りたい」「買いたい」の商談が主でしたが、徐々に商品開発などで「組みたい」相手を求める参加者も増えています。今年のテーマは昨年に続き「人手不足」です。昨年は小規模店舗でのセルフレジ導入や無人化運営できるシステムなどを紹介しました。今年はさらに一歩踏み込み、インバウンドに向けた食券販売機の多言語対応化や、在留外国人の福利厚生サービスなども紹介していきたいと考えています。
 —若手経営者の会「おかやまPRODUCE」も13年目を迎えました。
 地元企業の後継者を支援するいわゆる“後継者塾”として発足した会ですが、卒業・年齢制限なしで行っているのは業界でも珍しいと言われています。開始当初はセミナー中心でしたが、会員同士の輪を広げたいという声によって交流が活発化。環境、食、防災の研究部会を立ち上げ、それぞれアイデアを持ち寄って新商品を開発するなどの成果を生んでいます。
 —地域貢献にも熱心です。
 08年からサッカー・ファジアーノ岡山の応援と、うらじゃ踊りへの参加を2大地域貢献事業として取り組んでいます。また18年から卓球・岡山リベッツへの協賛も行っています。うらじゃは「おかやま信金連」として毎年約50人の職員が参加。若い世代に好評で、就活生へのアピールにもなっています。オフィシャルスポンサーを務めるファジアーノ岡山に対しては、12年から「応援定期」を販売し、預入総額の一部をチームに寄付しています。リーグ戦の順位に応じて金利を上乗せする仕組みで、J1に昇格した今季からホームゲームの年間平均入場者数も金利に反映させました。みんなでチームを応援する機運を高め、岡山のまちを盛り上げていきたいと思います。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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