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2021トップインタビュー




「共育・共創」で地域循環共生圏
 —コロナ禍を超えていく「ビヨンド・コロナ」を提唱されています。
 学長就任以来、学都構想の実現のためにSDGs(持続可能な開発目標)を推進しています。新型コロナウイルスの感染拡大で岡山県も厳しい状況にありますが、「共育・共創」による地域循環共生圏(ローカルSDGs)の実現により、地域一体となって、このコロナ禍をしなやかに乗り越えていきたいとの思いを込めました。
 地域循環共生圏の実現のためには、地域の課題やニーズを把握し、地域の資源や固有価値を生かし、地域が相互に連携することにより、新たな価値を創造し地域経済を循環・促進させる必要があります。
 —今月、中四国最大の定員610人を擁する新工学部が誕生しました。
 より幅広い視野を持ち、社会課題を解決できる工学系人材を育成するのが目的で「Society5.0 forSDGs」の実践的教育が特色です。具体的には地域のニーズに対応するために「建築教育プログラム」を新設し、真庭市のCLT(直交集成板)などの地域特性を生かした関連教育研究を実践。木質建築・森林利活用の教育研究拠点を目指します。日本を代表する建築家隈研吾氏を特別招聘(しょうへい)教授に迎えたのもその一環です。IoT・AI・セキュリティーに関する県の寄付講座を開設。企業等と連携しデータサイエンスを活用した共同研究に取り組むなど、共育・共創を推進しています。
 —DX(デジタルトランスフォーメーション)も推進しています。
 本学はコロナ禍で昨年春頃からオンライン授業が定着。質の高いオンライン授業を提供するため、9月に支援チームを設置しました。ICTを活用した新しい「学び」を目指しています。研究や事務処理の面でもデジタル化を加速させています。このほど学内にDX担当理事を置き、体制を強化しました。
 —「知のプロフェッショナル」育成に取り組むとのことですが、狙いは。
 18歳人口の減少もあり、社会人に開かれた大学院改革を進めています。地域や世界のニーズを先取りし、異分野横断、産学官での共育・共創を通じて世界水準の知識や技術を持った人材を輩出するのが狙いです。昨年は科学技術イノベーションの人材育成を目的に、大学で初めてUNCTAD(国連貿易開発会議)と包括連携協定を結び、優秀な学生を受け入れました。地域と世界の橋渡しにもつなげていきます。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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