
2025トップインタビュー



地域に感謝し“復活”の年に
—昨年は「おかやまSDGsアワード2024」で表彰されました。昨年4月に本格運行を開始した、真庭市との連携による乗り合い送迎サービス「チョイソコまにわ」を「優良な取り組み」として表彰していただきました。AI(人工知能)を活用したサービスで、真庭市内の手軽な“足”として活用していただくのが目的です。現在会員数は1400人以上、利用回数は延べ9300回を数えました。このサービスが高齢者の外出機会を増やす一助となり、健康促進に寄与できればと考えています。
—SDGsや地域貢献活動に熱心に取り組まれています。
「地域とつながる」をテーマに始めた農業支援は今年で10年になります。当社商品のユーザーであり、高齢化や人手不足に悩む農家のお役に立とうと始めたもので、毎年新入社員を中心に稲作、ミカン、ブドウ、モモなどのお世話から収穫や出荷の手伝いを行っています。社員もお客さまとの交流を通してさまざまな学びを得て、成長につながっていると感じています。最近の取り組みでは一昨年から開催する女子サッカーイベントが好評です。子どもから大人までの女性がプロ選手と共にサッカーを楽しめるもので、女子選手の育成に貢献できればと願っています。
—多彩な活動を展開されています。
「お客さまに寄り添い暮らしを豊かにする」というのがダイハツグループのビジョンです。当社は高齢者や障害のある方など誰もが自由に移動できる社会を目指し、地域のよりどころとしていただけるモビリティーカンパニーを目指しています。最小単位のモビリティーとして、2022年から岡山大学による自動運転技術を搭載した電動車いすの研究に協力。当社の次世代型電動車いす「WHILL(ウィル)」を提供し、昨年は試作機でテスト走行しました。
—今後の展望をお聞かせください。
一昨年はメーカーによる認証届出問題で大変なご迷惑、ご心配をおかけしました。新車販売ができない時期が続きましたがサービス工場は変わらずご利用くださり、感謝を申し上げます。多くの応援の声に支えられ厳しい時期を乗り切ることができました。現在は最新の全商品を販売しており、今年は本格的に活動を再開する復活の年となります。社員一同、感謝の心を忘れず、SDGsや地域貢献活動も継続し地域の皆さまに元気をお届けしていきます。