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2025トップインタビュー




「共創の環」を広げ80年
 —創業80周年を迎えられました。
 1945年に自動車修理の会社として設立し、翌年にトヨタとの代理店契約を結び、今日まで歩んでまいりました。80年の歴史を紡いでこられたのも、ひとえに地域の皆さま方の支えのおかげと深く感謝しております。2月15日に西大寺観音院で行われた第516回西大寺会陽(裸祭り)の祝主を務めたことが、よい記念となりました。われわれの課題は、車のプラス面を強調しながら、環境負荷や安全面でのマイナス面を減らすことです。お客さまや地域の方々とのつながりを深め、よりよい岡山をつくっていこうと決意を新たにしました。
 —理念に掲げる「共創の環」とは。
 時代が変わり、今やお客さまとは車を提供したり、直したりするだけの関係ではなくなりました。より多くの皆さま方と新しい社会をつくり、社会のさまざまな課題を一緒に解決する環を広げられればと願い、「喜びや感動を共に創造する」を理念に掲げています。お客さまと、一過性ではない長いお付き合いをするのが私たちの仕事。よりお客さまと深く知り合い、互いの持ち味を生かして「共創」できる取り組みを行ってまいります。
 —モビリティを活用した地域の交通課題解決に取り組まれています。
 高齢者の運転免許証返納が増え、中山間地では公共交通機関の減少といった課題がある中、皆さまの移動手段の確保や、移動の自由をどう維持するかということに積極的に関わりたいと感じています。しかしながら当社だけでは実現できない地域課題や交通課題もあります。行政や他企業とも協働し、地域でトライアルや実証実験ができるよう働きかけをしていくつもりです。
 —参加型イベント「ワンダフルスマイル」を岡山県北でも開催されました。
 昨年は11月末〜12月にかけてコンベックス岡山で開催したほか、12月8日に県北の店舗で初開催しました。「笑顔が創る輝く未来を」をテーマに、家族で楽しめるブース出展やチャリティーステージショーなど多彩な催しを盛り込みました。「車を売る」というスタンスではなく、お客さまや地域の方と共につくり上げることで、関係性を築くことができました。今後もさらに各店舗を地域の皆さまに活用してもらい、社員一人一人が地域の人々と「一堂に会する」ことで、一緒に何かを実行していければと考えています。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2025年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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