プレミアム倶楽部

2026トップインタビュー




ビジネス交流で取引先支える
 —地場企業の現況は。
 物価高や人件費の上昇により、固定費・変動費共に増加し、取引先は非常に厳しい環境下にあります。中でも最大の課題は人手不足。最近は「人手不足倒産」といわれる、賃上げ原資を確保できず人材が流出し、事業継続が困難になるケースも増えています。また、人件費上昇分の価格転嫁も容易ではありません。生産性を高め、商品やサービスの付加価値を高めていくことが重要です。
 —「岡山県しんきん合同ビジネス交流会」が企業の課題解決に貢献。
 岡山県内の信用金庫などと連携し企業間のビジネスマッチングを目的に毎年開催。19回目となる昨年は県内外の約400の企業・団体にご参加いただきました。毎年その時々の経営課題に応じたスポットゾーンを設けており、今年は「人材対策」「県外企業」ゾーンを設置。人材対策ゾーンは省人化・省力化に加えて、短時間・単発のスポットワークや外国人材の求職サイトを手がける企業に出展いただきました。業種別ではなくテーマ別にゾーニングしているのが特徴で、業種の枠を超えて参加できる点が岡山の方式として全国的にも注目されています。
 —若手経営者の会「おかやまPRODUCE」も14年目になります。
 いわゆる後継者塾としてスタートしましたが、「この輪をもっと広げたい」という声を受けて運営を会員主体にし、当庫は活動を支援する側に回って継続しています。会員自らテーマを設定して勉強会を開催するほか、食、環境、防災など分野別の研究会も設立。各社の強みをコラボした商品を生み出し、ビジネス交流会に出展するなど活発に活動しています。現在の会員は約130人に上ります。
 —SDGs定期預金、ファジアーノ応援定期なども好評ですね。
 地域の環境指標に応じて金利を上乗せする「SDGs定期預金」は、昨年初めて岡山県内の三大河川の水質改善状況をテーマにしました。預金の運用益の一部は個人・団体のSDGsに関する取り組みを表彰する「おかやましんきんSDGsアワード」の賞金に充てています。預入総額の一部をチームに寄付するファジアーノ応援定期も同様に、お客さまの思いと共感で成り立つ信用金庫ならではの商品だと考えています。今後も地域になくてはならない金融機関として役割を果たしていきます。




企画・制作/山陽新聞社メディアビジネス本部
※2026年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に原則掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ