
2025トップインタビュー



「絆」深め、営業力を強化
—創業70周年を迎えられました。今日まで事業を継続できたのは地域の皆さまのおかげと心より感謝を申し上げます。これを機にお客さま一人一人の声を大切に信頼と絆を深めていこうと、改めて感じています。医療機関などに車いすを寄贈する「愛の車いす」活動も昨年51周年を迎えました。今年は電動車いす3台を含む103台を贈り、累計で2811台となりました。地域の高齢者のお役に立ちたいというヤクルトレディの思いから始めた活動のため、今後もしっかりと継続していきます。
—宅配がキャッシュレス対応になるそうですね。
今年7月から全26店舗のヤクルトレディへのお支払いがキャッシュレス決済できるようになります。ヤクルトレディは当社が業務委託する個人事業主のため、330人全員にキャッシュレス導入の説明と教育を行う必要があり、この時期の導入になりました。お客さまに便利にご活用いただけるほか、ヤクルトレディにとっても業務効率化につながると考えています。
—社員、ヤクルトレディの教育に力を入れておられます。
コロナ禍や「ヤクルト1000」の商品不足が続いたため、この3年間は営業がままならない状況でした。そのために社員、ヤクルトレディのさらなる営業力強化が大きな課題となっています。そこで昨年からコミュニケーション力、営業力、接客能力を底上げする教育に注力。外部講師を招いたり、岡山県外の販売会社と協力してコンテストをしたりするなど、インパクトのあるさまざまな研修を行っています。デジタル化が進み、ドア・ツー・ドアの宅配事業が減少している時代において、ヤクルトレディに必要なのは「お客さまとの絆をどれだけ深められるか」だと考えます。マナーやコミュニケーション力を備えた人間力の高い人材を育成し、地域の皆さまのさまざまなご相談ごとに応えられる「地域のコンシェルジュ」のような存在を目指していきます。
—今後の展望をお聞かせください。
ヤクルトレディの仕事を「県内で主婦に一番人気のある仕事にしたい」というのが変わらぬ目標です。そのために重要なのはヤクルトレディとお客さま、またヤクルトレディと社員、社員同士などの「絆」であると考えています。生き生きと笑顔あふれる社風を伸ばし、社員一同精進してまいります。