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2021トップインタビュー




「特技創造」でものづくり磨く
 —今年のスローガン「特技創造」についてご説明ください。
 企業が競争を生き残っていくには、ライバルがまねできない技術やアイデアが必要です。例えば、当社は今から約30年前に国産でパジャマとジーンズを2900円という価格で売り出すことに成功しました。すぐに後追いできるものではなかったために圧倒的シェアを得て、現在までのビジネスの基盤となりました。もちろん良いアイデアは都合よく生まれるものではありません。そこで、特技を磨き上げる社内プロジェクトを立ち上げることにしました。5年くらいかけてじっくりと取り組み、追随を許さないさらなる強みを持つ会社へと成長させていきます。
 —昨年6月にオープンした「カイタック スクエア ガーデン」とはどんな施設ですか。
 福岡市中心部にある4階建て、延べ床面積9千平方メートル強に映画館やゲストハウス、飲食店、物販店など計19店が入居する複合施設です。アパレルでは製造業が小売りも手掛けるSPAという形態が主流でしたが、新型コロナウイルスの流行を受けて変化しつつあります。当社は不動産業も手掛ける強みを生かして、新分野のデベロッパー業に乗り出しました。既に確保している土地もあり、より高収益なビジネスモデルとして広げていきます。
 —今後の展望についてお聞かせください。
 変化の激しい国際市場に身を置いていると、次を見極めるビジネスの目利きがとても大切だと痛感します。今の日本は課題が山積みで、特に人材獲得は重要です。過去には、韓国や台湾のハイテク企業が優れた技術者を他国から呼び寄せることで成功した例がありますが、諸外国と比べた時に日本に人材や企業をとどめておける魅力があるのでしょうか。国の体制がどう変化していくかを期待も込めて見ていかないといけません。
 当社のメインであるファッションは、未開拓市場を意味するブルーオーシャンに対して、競争過度のためレッドオーシャンなどと呼ばれる厳しい業界です。しかし、どんな状況でも勝ち残る秘策があります。それは当社が繊維問屋から始まり、不動産や学校経営まで扱うに至ったように、変化を恐れず他にはない優れた特技を持つことです。時にはまるでゲームでもやるかのように、楽しみながら仕事に取り組むことも一つの道だと思います。




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企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2021年4月1日付 山陽新聞朝刊別刷り特集に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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