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スポーツ新考―わがまちを熱く! 晴れの国・岡山からの発信
 2020年の東京五輪・パラリンピック開催決定以来、全国的にスポーツ熱が高まっています。地域の中で担うスポーツの役割がどんどん広がり、今やスポーツは地域づくりのツールともされ、「公共財」「地域資源」と呼ばれるようになっています。

 本書では、このスポーツ熱を競技力向上の視点だけでなく、地域社会に積極的に生かすべく、スポーツが生活に深く浸透することが人々に元気を与え、地域に活力をもたらすことを、具体的な事例を挙げながら紹介、提言します。

 ミズノスポーツ振興財団の2016 年度「ミズノ スポーツライター賞」最優秀賞受賞。2016年1月から6月にかけて朝刊に掲載した連載の単行本化。

【編者】山陽新聞社編
【発行】2017年11月
【体裁】A5判、192ページ
【ISBN】978-4-88197-753-8
【定価】本体1,500円+税

「荷風を追って―1945夏・岡山の80日」
kafu.jpg  2016年5月から11月までの約半年間、計128回にわたり、山陽新聞夕刊に好評連載した「荷風を追って―1945夏・岡山の80日」の待望の単行本化。

 文豪・永井荷風が空襲に追われ、作曲家・菅原明朗、歌手・永井智子と3人で岡山に漂着したのは1945年夏のこと。その年の3月に東京大空襲で自宅を焼失し、焼夷弾の炎の中を逃げまどい、疎開先の明石、そして岡山でも爆撃をくぐり抜けました。

 荷風が岡山で過ごしたのはほんの短い期間でしたが、その間、沖縄陥落、広島、長崎への原爆投下、そして終戦。荷風にとって、日本と日本人にとっても忘れてはならない時代の瞬間でした。

 著者は元山陽新聞記者で、内田百閒文学賞最優秀賞受賞作家の三ツ木茂氏。荷風の日記『断腸亭日乗』を基に、現地調査を重ね、膨大な資料で裏付けをしながら、8年の歳月をかけて岡山での荷風の足跡をたどりました。

【著者】三ツ木茂
【発行】2017年10月
【体裁】四六判、本文384ページ+図版16ページ、上製本
【ISBN】978-4-88197-752-1
【定価】本体1,800円+税

「語り継ぐハンセン病―瀬戸内3園から」
hansen.jpg  「ショックが大きすぎて誰もが言葉を失った――。療養所の解剖霊安棟に検証のため訪れた弁護団と原告、裁判官ら一行が目にした光景とは......」。非人道的な日本の患者隔離はなぜ、90年近くも続いたのか。隔離の歴史を当事者たちの貴重な証言でひもとく渾身の記録。

 本書は、2015年から翌年にかけて朝刊に掲載した連載を単行本化したもの。本紙取材エリアにある、長島愛生園、邑久光明園(ともに瀬戸内市)、大島青松園(香川県高松市)の3つの国立ハンセン病療養所入所者の貴重な証言から、国の誤った隔離政策がなぜ90年近くも続いたのかを検証し、入所者らが生き抜いた姿とともに伝えます。

 「らい予防法」廃止から約20年が経過した現在、瀬戸内3園入所者の平均年齢は80歳超。今なお本名を名乗れず、古里から遠く離れた島で生涯を終えざるを得ない人が大勢います。問題の風化も懸念される中、入所者家族の被害救済は未解決のまま。ハンセン病問題はまだ終わっていません。

 石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、日本医学ジャーナリスト協会賞大賞受賞。

【編者】山陽新聞社
【発行】2017年3月
【体裁】四六判、本文256ページ+図版16ページ、上製本
【ISBN】978-4-88197-750-7
【定価】本体1,800円+税

おもしろ実験研究所
kamamoto.jpg  子どもしんぶん「さん太タイムズ」に連載中の「おもしろ実験研究所」の単行本化。2008年から山陽新聞朝刊で連載を始め、これまでに紹介した約90の科学実験の中から80テーマを収録しました。いずれも家庭にある身近な材料を用いて、手軽にできて、しかも家族で楽しめる実験ばかり。

 執筆は岡山県内の小・中学校、高校、大学などの76人の先生。「なぜだろう」「不思議だな」―。物理、化学、生物、地学など幅広い科学の世界から、子どもたちの科学の芽を育む実験を考えました。

【編著者】監修・高見寿 おもしろ実験研究所編
【発行】2016年5月
【体裁】A5判、176ページ
【ISBN】978-4-88197-746-0
【定価】本体1,000円+税

強く、しなやかに―回想・渡辺和子
kamamoto.jpg  1936年2月26日の雪の積もった朝、目の前で父が凶弾に倒れるのを見た9歳の少女がたどった半生のものがたり。後に彼女は修道者となり、岡山の地で女子教育に全霊を注ぎます。9歳の少女とは後の渡辺和子ノートルダム清心学園理事長、その人です。

 「神は決してあなたの力に余る試練は与えない」。どんなに苦しい時でもキリストの言葉を信じて生きてきた渡辺理事長が紡ぐ言葉は、困難に面したとき、悩みで人生の指針を失ったときこそより心に響きます。

 本書は、山陽新聞朝刊で「強く、しなやかに 渡辺和子と戦後70年」と題し、2015年2月26日から同年11月29日まで朝刊に連載した企画の単行本化。本にまとめるにあたり、ノートルダム清心女子大学学報「Bulletin」に渡辺和子理事長が綴った随想20本も併せて収録しました。

【編著者】山陽新聞社、渡辺和子
【発行】2016年3月
【体裁】四六判、本文285ページ+図版10ページ、上製本
【ISBN】978-4-88197-745-3
【定価】本体1,200円+税

備前焼 作家・窯元名鑑(第3版) <日本図書館協会選定図書>
kamamoto.jpg  無釉焼き締めならではの土味と質感が独特の味わいの備前焼。炎が生み出すさまざまな窯変美は、約800年の伝統を受け継ぎ今日も多くの愛陶家を魅了し続けています。

 本書は2011年に発行したものを全面改訂し、備前焼の人間国宝や県重文保持者をはじめ、現在活躍中の主要作家、新鋭の若手作家など、作家300人、窯元18軒をカラーページで紹介。陶歴や陶印、受賞歴、所属団体などを、作品・顔写真とともに収録しています。また巻末には、陶印から作家が分かる陶印索引、備前焼関連施設の情報も収めました。窯めぐりに、陶印の確認に、備前焼愛好家必携のデータブックです。

【編著者】山陽新聞社
【発行】2016年1月
【体裁】B5判、214ページ
【ISBN】978-4-88197-744-6
【定価】本体2,000円+税