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異業種との連携で新機軸
 —カンダグループは関東以西の郊外型ショッピングセンター(SC)や総合スーパーなどに103店舗を展開しています。今後の経営戦略は。
 宝飾市場は商社など異業種の参入でバブル期に急成長し、1991年には3兆円規模まで膨らみましたが、今は1兆円前後で推移しています。地域ではイトーヨーカドー岡山店のように、専門店などとの競争激化を背景に総合スーパーが閉店するリスクがしばらく続きそうです。東京五輪で建設コストが高止まりする中、やみくもに新規出店を選択するのでなく、既存店舗の活性化を図ります。
 —そういう意味では、異業種との連携で新機軸を打ち出しています。
 昨年、バルコス(鳥取県倉吉市)と提携し、京都など3店舗でバッグを取り扱うようになりました。手元の装いということでは宝石、バッグ、時計はトータルのファッション。実写版映画「美女と野獣」の今春公開に合わせ、メーカーと提携して作るネックレス、指輪は30代前後の客層がターゲットで、ディズニーのように息長く語り継がれるブランドにしたいです。価値観の多様化で、単に高価な「モノ」より、体験型など付加価値のつく「コト」に投資する時代。われわれも柔軟な発想、視点でニーズに応えたいですね。
 —米トランプ政権の影響は。
 全く読めませんね。ドル・円の変動は金やプラチナの素材価格に影響を及ぼします。在庫価格をどう見直し、新商品の価格を設定するのか。時代の流れを敏感にとらえてやっていきます。
 —本年度はネット強化、企画強化、教育強化を3本柱に「変革」を掲げています。
 業界はかつてのように右肩上がりでなく、従業員も組織も変わる必要があります。中でも、ネット市場は拡大しており、QRコードを使った情報発信など新たな可能性を模索したいですね。当社の社訓に「販売とは物と金との交換ではなく人と人との交渉であり、心と心のふれあい」とあります。心温まる接客で隠れたニーズを引き出せれば、お客さまとの距離が縮まる瞬間。笑顔、会話という付加価値が商品に乗っかれば真のサービスになります。地域貢献では女子サッカー・岡山湯郷ベルをサポートします。作州地域のシンボルとして、エリアの企業、行政がこぞって応援することで一体感が生まれ、観光・経済面などの広域連携に向け一筋の光が差すと確信しています。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2017年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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