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紙媒体核に新商品やサービス
 —印刷業界の現状はいかがですか。
 デジタル技術の普及によって市場規模は年々縮小し、全国的に淘汰(とうた)も進んでいます。ただ、岡山県内では倒産や廃業はほとんどなく、厳しい時代ながらも必死に踏ん張っている状況です。印刷業は受注型産業ゆえに既存のお客様とのかかわりが多く、一般の方には事業内容が分かりづらい面があります。理事長を務める岡山県印刷工業組合では組合の存在意義を明確にすることで社会的認知度を上げ、魅力ある産業にしていきたいと考えています。
 —印刷分野を主軸に、自社商品の開発にも力を入れておられます。
 機械や材料の進化に加え、モノづくりを展開する業界が増え、他社との差別化が難しい時代です。そんな中、印刷技術を生かして何ができるのか。その答えは、紙媒体を核としながら自分たちで付加価値を決められる商品やサービスを提供することでした。当社は3年前からペーパーアイテムの商品化に取り組んでいます。販売ルートの開拓などマーケティングを学ぶきっかけになり、プロジェクトの中心メンバーである若手社員にとっては仕事の面白さややりがいを感じる機会が増えました。近年、紙媒体の効果が見直されており、今期中には雑貨ブランド「パピアル」の第3弾商品を開発・販売する予定です。グループ会社も新商品開発に熱心で、協同プレスではインバウンド商品として企画した、ブラックライト印刷を施した御朱印帳が好調。イベントをトータルプロデュースするなど、新たな提案を通してお客様に頼られる存在であり続けたいです。
 —今後の抱負は。
 印刷事業では品質力、提案力、着眼力を強みにさらに付加価値を高めていきたいと思っています。当面は規模拡大よりも企業の質にこだわり、若手のアイデアや意見を積極的に取り入れ、ボトムアップによる経営戦略で会社基盤を強化する方針です。また、自ら値段をつける事業もさらに拡大したい。創業からの社是「総親和 総努力」が示すように、全社員がお客様のために一丸となるためにはインナーブランディング活動も欠かせません。時代や環境の変化に柔軟に対応しながら、常にアンテナを張って問題意識を持ち、売り手目線でなく消費者目線で物事を考えること。コミュニケーションツールを必要とするお客様のこだわりや、エンドユーザーの思いに応えられるような提案ができる集団をつくります。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2017年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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