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住まいを見つめる地域医療へ
 —光生病院は医療から介護まで切れ目なく支える「地域包括ケアシステム」の中核ですね。
 当院には、12階建ての医療福祉複合棟があります。サービス付き高齢者住宅、特別養護老人ホーム、病棟を備え、1階には訪問看護介護、訪問リハビリ、ヘルパーステーション、定時巡回随時サービスと、在宅医療支援に必要な設備やサービスをそろえており、これらを連携させて「地域包括ケアシステム」を実践しています。ただ、施設を整備する以上に大切だと感じているのは、医療機関が住民の「住まいまで見る」ことです。岡山のまちには、同じ町内会の住民さえ、どんな家族が住んでいるのか分からない世帯があります。医療機関が住まいに足を運び、「ちゃんと食べているか」「薬を正しく服用できているか」「認認・老老介護になっていないか」までを把握する。当院では24時間訪問や定時巡回随時サービスを既に行っていますが、さらなる拡充が必要です。少子高齢化が進む中、地域の病院は形を変えていかなければならないと感じています。
 —今春、眼科と皮膚科を新設されますね。
 会社や学校からの帰宅時に気軽に受診できれば便利ですから。また現在、小規模多機能型居宅介護施設を6施設運営していますが、来春には7施設目が岡山市南区古新田に完成予定。そして、8施設目を東京に新設すべく準備を始めています。都内で十分な介護サービスを得られるのは、経済的に余裕のある一部の方のみで、その対局にある方たちを支援できる施設にする方針です。非正規社員が非常に多い都内にあって、介護というやりがいの大きな仕事で正規雇用を創出し、健全な社会づくりの一翼を担えればとも考えています。
 —精力的な活動の原動力は。
 当院が掲げる「慈愛と奉仕の医療」とは、創立者である父の信念です。戦争を体験した父は、多くの命が失われていくのを目の当たりにしました。そして戦後、生きられなかった人の分まで命を救いたい、本当に困っている人を助けたいと、1952年に当院を開設。福祉施設もつくり、一貫して「困っている人」のために尽力し続けました。その姿を見てきたからこそ、今の私があります。職員一同、さらに地域医療に貢献できればと願っています。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2016年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は取材時のものです。

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