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お菓子を「美味しく」「楽しく」
 —昨年、創業160周年でした。
 老舗の使命は「続ける」ことで、駅伝のように連綿と襷(たすき)をつないでいく営みにほかなりません。襷とは理念であり、企業の永続には欠かせません。廣榮堂の社是は、文化的・伝統的遺産である「きびだんご」を守るとともにそれを基礎に新しい食品産業を創造することです。廣榮堂が160年続いたのは「勤勉性」「信用」「家族」「つくる」「挑む」の五つを「楽しむ」という言葉でつないできたからです。お茶とお菓子をいただくひとときは楽しくあるべきですから、社員自ら仕事を楽しみ、輝いていなければお客様を幸せにできません。160周年を機にこうした理念や社是をクレドカードや冊子「仕事の流儀」にまとめました。理念の共有を通じ、これからも挑戦とともに伝統を積み重ねていきます。
 —廣榮堂の経営の特徴は。
 ICT技術が進む中、人間にしかできないことを高める経営を心掛けています。時間をかけて技術、感性、質の高い接客などに磨きをかけていきます。また、全ての部署の企画や決裁が集まる「センターテーブル」というスペースを配置。社員は自分が手掛けた商品開発やイベントなどの状況をPDCA(計画・実行・評価・改善)シートに書き込み、誰でも閲覧できるようにしています。仕事の内容や感動体験が共有でき、新しいこと、他にはないものを生み出す原動力となっています。
 —パリで開催した「羊羹(ようかん)コレクション」が盛況だったそうですね。
 昨年3月、当社など和菓子メーカー11社が共同で開きました。4日間で2300人が来場、食に関心の高いフランス人から製法や歴史について熱心に尋ねられ、話題を呼びました。商品のキャッチコピーやディスプレーを担当した現地のクリエーターの発想や感性、食事を楽しむ成熟したフランス文化に刺激を受けたことも大きな収穫。今年はシンガポール、来年はニューヨークで開催する予定です。
 —今後の展望を。
 「伝統は絶えざる革新の連続」ですから、当社も商品開発、店舗開発などさまざまな取り組みを同時に進めていきます。そして「一歩前へ!広げようKOEIDO WORLD」を2020年までのテーマとし、「美味(おい)しいをもっと楽しく」「岡山をもっと楽しく」「仕事をもっとおもしろく」を行動の指針に、お客様と社員の幸せを追求し、企業として発展していきます。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2017年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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