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後世に「つなぐ」経営を主軸に
 —中核の運輸事業の状況はいかがですか。
 昨年は瀬戸内国際芸術祭などで観光客が増加し、貸し切りバスなどが好調でした。例年に比べ燃料の軽油価格が安値で推移し、経費が抑えられたことも収益面ではプラスになりました。業界全体としてはドライバー不足が課題となっていますが、当社は休日取得や賃金の見直しなど労働条件の改善を進めており、少しずつ成果も出始めています。これまで中途採用がメインだったドライバーは、昨年から試験的に新卒者を採用。入社後に免許を取得してもらう試みも行っています。現在、女性は事務部門しかいませんが、女性ドライバーの採用拡大に向けて、昨年新築した児島営業所には女性専用の休憩室も設けました。将来的には企業内託児所の開設も検討したいと思います。
 —昨秋から路線バスで無料の公衆無線LAN「WiFi(ワイファイ)」のサービスを始められましたね。
 お客様の利便性向上が第一です。高速バスを除く全線で導入したため、経費はかかりましたが、好評です。車内の快適性を高め、移動時間を少しでも短く感じてもらうように努めています。また、倉敷市の児島地区では車体にデニム生地を貼り付けた「リアルジーンズタクシー」やジーンズのラッピングを施した「ジーンズバス」も運行しています。3月に公開されたアニメ映画「ひるね姫」は下津井を舞台にしており、映画ファンなど多くの方が現地を訪れるきっかけになると期待しています。児島地区は当社発祥の地であり、ジーンズタクシーなどを総動員してお客様をお迎えします。
 —今後の展望を教えてください。
 昨年、グループ社員向けに開いた講演会でお招きした俳優・藤岡弘さんとお話していて、あらためて「つなぐ」ことの大切さを実感。今年で創業106年を迎え、お客様第一主義でやってきましたが、会社の将来を担って入社してくる従業員のために今どうあるべきかを経営の判断基準とし、持続性を考えることも非常に重要です。100周年を機にグループの再編を行い、組織のスリム化を図ってきました。主に不採算事業の整理を進めてきたことで、反転攻勢への土台ができつつあります。昨年から始めたリノベーション(大規模改修)事業も受注を伸ばしており、今後は投資に向けた資金を確保し、事業拡大やM&A(合併・買収)も検討していきたいと思っています。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2017年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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