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「実りの学都」の実現目指す
 —岡山大学病院長を経て今月から学長に就任され、大組織の運営を担われます。抱負をお聞かせください。
 岡山大学は11学部、7研究科、3研究所、病院を備える日本屈指の総合大学で、約2万人の学生・教職員が日々、知的創造に取り組んでいます。取り巻く環境が厳しさを増す中、かじ取りを任され身の引き締まる思いです。千葉元学長は「学都・岡山大学の創成」を打ち出され、森田前学長は「美しい学都」に取り組まれました。私はこの基盤を引き継ぎ、「学都の実質化」による「実りの学都」を目指しています。2代にわたって築いていただいた基盤を生かし、大きな実りとすることで社会に貢献したい—との思いを込めています。
 —「実りの学都」に必要なことは。
 各学部、研究科が文系、理系の枠を超え、それぞれが特色を生かしながら融合することによってさまざまな新しい価値を生み出す、すなわち「メタ(超越した)—アカデミア」の形成が欠かせません。岡山大学による知の創成を形あるものにし、次々とそれを増やしていく。その変化を、学生、教職員、社会の皆様に実感していただく「学都の実質化」が必要です。
 —大学運営の重点はどこに置かれますか。
 まず、病院運営のノウハウを生かし情報分析(IR)、目標管理の手法を基本にします。その目標は押し付けでなくあくまでも自主的です。「自律的な学修と研究」では、国公立総合大学で初となる全学部での60分授業・4学期制の運用を改善しながら学生のアクティブラーニングを推進します。岡山大学の強みでもある「異分野融合」も一層促進します。人文社会科学系、医療系、工学系分野の連携による新しい研究科・医療統合科学研究科(計画中)もその一つです。「社会貢献」も大学にとって重要テーマです。昨年発足し岡山大学に事務局を置く「おかやま地域発展協議体」や「おかやま円卓会議」を生かし地域連携を強力に進めていきます。
 —最後に座右の銘は何でしょう。
 「和顔愛語(わげんあいご)」です。「おだやかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接する」ことを意味し、京都・三千院門跡様から頂戴した色紙のお言葉です。高校時代に出合ったバスケットボールから学んだリーダーシップと併せ、「和顔愛語のリーダーシップ」で大学運営に当たっていきます。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2017年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

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