main_title.png


未来に向け設備投資着実に
 —乳業業界の現状をお聞かせください。
 酪農家が減っているために生乳の生産量も減少が続き、原料は不足気味の状況です。背景には酪農家の高齢化、後継者難があり、一朝一夕に解決できるものではありません。しかし、加工品と違って生乳は国内の生産基盤が強くないと安定供給は難しく、国にはしっかりと取り組んでもらいたい課題です。ただ2年前の乳価値上げにより、生産量拡大を目指す酪農家も現れています。業界として、こうした意欲的な酪農家の経営が成り立つよう、環境づくりを急がなければならないと考えています。
 —昨年は大きな設備投資をされました。
 当社の特長、強みは牛乳と低脂肪乳に特化した少品種大量生産です。生産量をさらにボリュームアップ、コストの低減を図りながら品質も高めるために高性能の殺菌機を新たに導入しました。これにより、日産能力は約1割増の32万リットルとなりました。関西から九州まで既存の出荷エリアは変えていませんから密度が濃くなりました。今年は冷蔵庫作業の効率化のため機械の導入を図りたいと思っています。当社は装置産業でもありますから、将来を見据えた投資は着実に続けていきたいと考えています。
 —米トランプ新政権はTPPを離脱しました。業界への影響は。
 伝えられるところでは復帰はなさそうですからFTA(自由貿易協定)を目指して2国間交渉になるのでしょうが、先行きがどうなるかは予断できません。またTPPは年数をかけてソフトランディングさせる仕組みで、その間に考える余地がありますが、2国間の交渉はスピードも速く、結果の及ぼす影響も大きくなると予想されます。業界にはメリット、デメリット両面あり、米新政権の政策がどうなるかを注視しています。
 —今後の貴社の展望をどう描いておられますか。
 これまでに会社の向かう方向性、形づくりはできました。売上高100億円は数年内に達成できそうです。次の展開をどう図るか。長く牛乳だけを作ってきましたが、新たな乳製品も考える時期に入っています。市場が広がっているヨーグルトは検討価値のある商品です。何にしても大きな投資が必要になりますが、3年内に決めたいと思っています。



企画・制作/山陽新聞社広告本部
※2017年4月1日付 山陽新聞朝刊に掲載したものです。
※役職名や内容は原則取材時のものです。

>>山陽新聞プレミアム倶楽部トップへ